リュックサックが引き起こす体の不調と落とし穴

あなたはリュックサックを背負って出勤や遊びに行くことが多いでしょうか?

リュックサックのメリットを言えば、移動中に両方の手が使えるところです。

これにより、歩行次にて信号の待ち時間にスマホを触ることが出来ますし、水分を補給することも楽に出来ます。

しかし、リュックサックにしてから体の不調を訴える方もたくさん見てきました。

本日は、リュックサックが引き起こす体の不調を始め、

意外な落とし穴などを含めて解説を行なっていきます。

目次

リュックサックを背負うことで生じる不調

それでは、ここからリュックサックを背負うことで生じる不調について書いていきます。

肩こり

1つ目は肩こりです。

これは、リュックサックの紐が肩甲骨の上の部分を圧迫する結果、圧迫している部分を中心に血行不良を起こしてしまいます。

短時間ならいいのですが、常にカバンが重たい、肩紐が細いなどで、肩に負担をかけていないかをチェックするようにしてください。

腰痛

2つ目は腰痛です。

リュックサックの下げる位置と関係が深く、肩紐が長い場合に生じやすいです。

肩紐が長いと、体との密着度が減り、お尻のほうに荷物の重たさが引っ張られます。その結果、体が反り腰になったり、または前傾姿勢になってしまいます。

それが慢性化になると腰痛を引き起こします。

腕のしびれ

3つ目は腕の痺れ(しびれ)です。

これは、リュックサックだけでなく、ショルダーバックを常にかけている方でも生じやすい症状です。

肩紐で圧迫している部分の下には腕に関係する神経が流れております。

なので、この神経に圧迫するストレスがかかることで、次第に腕が痺れるようになってきます。

初期症状ではリュックサックを持たなくすると痺れが治りますが、

慢性化すると、リュックサックをつけていてもつけていなくても腕にかけて痺れる状態が続きます。

また、痺れとは似た症状として、指先が冷たくなるという訴えをされる方もいます。

冷え性ではないのに、カバンを持っている時に指先が冷たく感じるようであれば、血管の圧迫が生じている証拠です。

また、この症状は普通に考えると、両方の手に痺れや手の冷感を感じるはずですが、基本的に片方の腕にしか現れないことが多いです。

片手だけに出ているからリュックサックが原因ではないだろうと勘違いする人も結構います。

腕がだるい、冷たい、痺れる感じがすると感じるようであれば、リュックサックも一つ疑ってください。

ストレートネック

4つ目はストレートネックです。

これが起こる原因として、先ほどの腰痛の話や序論の話で発生する副産物だと思ってもらえたらと思います。

肩紐を長くして背中に密着していな状態が続くことで、首が前に出やすくなること、

そして、両手が空くことで、何かしらの時間でスマホを見てしまうこと、

また基本安静にしている時、日本人は顔を前下方に下げていることが多いのです。

(他の国は調べたことがないですが、海外なら景色や遠くを見るという習慣の人もいるのではないかと思い、今回はあえて日本人という表現をさせていただきております。)

頭が下がっている状態で常にいる結果、首が歪み(ゆがみ)ストレートネックを引き起こす可能性があります。

頭痛

5つめは頭痛です。

筋緊張型頭痛と言われる、首や肩周りの筋肉の緊張により、頭痛が生じるものです。

これは、先ほどのストレートネックや肩こりの延長上に生じるものだと考えてもらえたらと思います。

血行不良により、頭にいく血液が不十分、または心臓に戻ってくる血管の圧迫により頭の圧力が上がることが考えられます。

頭にいく血液循環が悪くなると考えると、頭痛だけでなく、人によってはめまいや吐き気なども引き起こすこともあります。

他にも自律神経の調節も脳が行うため、普段ならイライラしないことでも、不安やイライラになってしまうことだって考えられます。

脳の血行不良はさまざまな不調を訴えますので、気をつけましょう

骨盤のゆがみ

最後は骨盤の歪みです。

重たいリュックを背負うことで、骨盤が前方に傾くことが考えられます。

また、リュックサックを背負うことで歩幅が狭くなる人も見られる傾向があります。

この理由は歩幅が大きいとリュックが揺れるからです。

揺れることで重たいと感じたり、また中身が揺れや振動に弱いものを入れていることが考えられます。

結果、歩幅が狭くなることで、骨盤周りがあまり使わない歩き方になり、骨盤がゆがむ傾向が考えられます。

リュックサックでの落とし穴

では次にリュックサックをつける時に無関心になっているポイントを鍼灸師の私の意見としてあげさせていただきます。

入れている中身が左右非対称

1つ目は、入れている中身が左右非対称です。

これは、大きなリュックサックを背負う人に多い傾向があります。

例えば、あなたがお弁当・水筒・教科書・ノートを鞄に入れているとしましょう。

あなたはどの順番に入れますか?

きっと一番最初に出すものを一番上に入れていると思います。

なので、この場合、一番下にお弁当、その横に水筒

そして上に教科書やノートではないでしょうか?

この場合、左に弁当を入れたら、右に水筒が来ている

この時点で左右の重たさが異なります。

そして、表面積から考えると、お弁当の上に教科書やノートを載せた状態にした場合、お弁当側に重たさが強くなりますよね。

カバンの中身が極端にまでは言いませんが左右で重たさのかかり方が違うと、結果的に肩の圧迫する力が左右さが現れてくるのです。

この結果が、先ほどの片方にだけ最初に腕にしびれや冷たい感じが現れることなのです。

リュックサックに入れる時は、基本は下に表面積が広くて重たいもの、出来るだけ横に寝かせること、または全て立てておくことです

テトリス用に空いたところを埋めていくことは大事ですが、重たさが左右で極端に偏らないようにしましょう

あなた自身が肩の高さが非対称

2つ目はあなた自身が肩の高さが非対称になっていることです。

骨盤のゆがみや足の長さが異なる。または首を傾げる癖があるなどがあれば、リュックサックが左右同じ紐の長さに調節していても、どちらかの肩だけずれて下がってくることもあります。

そのずれを防ぐために、肩をすくめる動作をして保つことを行い、その結果肩こりが現れることがあります。

これに対する対応方法は一言で、肩の高さを整えるように治療しましょう。ほとんどの人が【巻き込み肩】という猫背の一種になってこのようなゆがみが出ています。早期の改善を計らいましょう。

目的地まで外さない

3つ目は目的地まで外さないです。

あなたはどうですか?通勤でリュックサックを背負っているのであれば、

電車の中、バスの中でリュックサックを下ろしていますか?

この回答にNOの場合、通勤時間にもよりますが、片道30分から2時間ほど肩にストレスをかけていることになります。

満員電車では難しいかもしれませんが、基本はリュックサックも地面におきましょう。自分が肩幅ほど開いて、足幅の隙間にカバンを入れたらそこまで迷惑にはならないはずです。

女性でこれが難しいのであれば、リュックサックを前に背負うことをしましょう。

少しでも違うポジションにすること、そしてなるべく長時間の圧迫にならないように意識をして行いましょう。

中身を絞れないか日々チェックしていない

最後は、中身を絞れないかチェックいしていない事です。

学生や営業の方に多いのが、常に資料がいっぱい入れていることです。

それは大事なことですが、これをタブレットにまとめることが出来ないか?自分自身のノート1冊にまとめることが出来ないか?

また、日頃入れているもので出すのが面倒くさいから常に入れているものなどはないか?

このあたりを見直す習慣を入れてほしい。

タブレットに関しては、金銭的な面と、使用方法を覚えるという面倒くささもありますが、自分の商売道具をよりスマートにできる人は、相手から見ても「できる人」として見られやすいです。

何事もシンプルにまとまっている方ができる人に見えます。

かっこいい見栄えに工夫して見ましょう。

最後に、、、、、、

今回はリュックサックについて説明してきました。

勘違いだけはしないでほしいのは、リュックサック = 悪いもの ではないことです

何事でもそうですが、要領と用法を守ることが大事です。

もともとたくさんの荷物を運べるためにつくりあげたものですから、リュックサックに荷物を詰めることは決して悪いことではありません。

リュックサックだから健康に害しないではなく、

無関心な行動によるリュックサック不調をなくしてもらいたいです。

またそれと同時に、重たいものを持ち続けても大丈夫な筋肉作りをしてもらいたい。

何事でもそうですが、体力・筋力・精神力があれば、さまざまな不調も現れにくくなります。

体つくりは日々の日課に入れれるようにしていきましょう。

本日はここまでです。

あなたの可能性を信じて・・・・・
では、またお会いしましょう

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