白湯(さゆ)とは、水を一旦沸騰させた後、50℃程度の温度まで冷ました飲み物のことを言います。
昨今の健康ブームにより飲み物ひとつとっても、いろいろなものがあります。
生姜湯(しょうがゆ)、野菜スムージー、甘酒、トクホ特定の飲み物など、数えればキリがないほど身体によいと言われる飲み物が増えました。
その中でも、一番コストがかからないくて健康な飲み物として白湯を今回紹介していきたいと思います。
白湯と言えば、赤ちゃんの粉ミルクを作るときや、身体の弱っている方への水分補給時、薬を飲むときに使うというイメージがあるかもしれませんが、今から5,000年以上前には存在していた飲み方です。
この言葉からも分かりますが、5000年前から火が使えるようになっていたのです。当時はガスや給湯器などはありませんので、温かい飲み物をいただく事はかなりの貴重なものだったと思われます。
また、当時インドで築き上げられたと言われる伝承医学「アーユルヴェーダ」では、白湯が人間の身体を整える健康法のひとつと位置付けられていました。
ではどのような健康な作用があるのか、次からは白湯の期待される効果についてみていきましょう。
白湯(さゆ)で期待される効果
基礎代謝が上がる
基礎代謝とは、身体をまったく動かさなくても生命を維持するために消費されるエネルギーのことです。
この基礎代謝は内蔵の温度が1℃上がることで約10~12%上がるとされています。
白湯を飲むことで内臓が温まるので基礎代謝が上がります。
その結果、血液のめぐりが良くなり冷え性の改善や脂肪燃焼によるダイエット効果も期待できます。
基礎代謝が上げたい場合におすすめな時間帯は起床後です。
朝起きて、50度近い白湯を飲む事で冷えた体を温めてくれる事と、全身の血管が広がってくれる事が行動する原動力になります。
消化を助ける
2つ目は消化を助ける事です。
先ほどの内蔵が温まる作用があることで、胃腸全体が温まり活性化することで消化力が高まります。
消化力が高まることで、食べたものがきちんとエネルギーに変換されるため健康的な体になっていきます。
逆に、消化力が弱まると胃腸に老廃物が溜まり、便秘や肌荒れの原因になってしまうので注意が必要です。
消化不良でお困りの方に私のおすすめする時間帯は食前です。
食べる前に消化機能を高めておく事で、脂や糖質など消化に時間がかかるものに働きやすくなると私は考えます。
便秘の解消
3つ目は便秘の解消です。
白湯を飲むことで胃腸全体が温まり活性化します。
胃腸が活性化することで消化促進につながり、老廃物の排泄がスムーズになり便秘の解消につながります。
便秘の場合におすすめするのは、食後2時間くらいです。
個人差がありますが、食べたものは胃で2時間ほど消化されて腸へ移動します。
そしてこの腸の動きが悪い事で便秘が発生してしまいます。なのでこの食後2時間後程度に、内臓を温めて機能を高める目的で食後2時間程度がおすすめだと言います。
昼の12時から食事をとって食べ終わった頃から考えると、3時のおやつの前にお白湯を飲む。そんな感じですかね。
美肌効果
4つ目は美肌効果です。
「腸がキレイな人=肌がキレイな人」と聞いたことはないでしょうか。
消化不良など胃腸のトラブルが、肌の健康にも大きく影響してきます。
白湯は腸内の毒素を浄化・排出を促してくれるので、腸内環境が改善され美肌効果が期待できます。
血行が改善され肌全体に栄養素が取り込まれるため、キメの細かいキレイな肌に近づくかもしれませんね。
美肌を目的とするならば、食前と食後2時間後に摂取するのをお勧めします。
消化器系を助ける意味では、先ほどの食前食後が関係してきます。この時間の摂取を心がけておきましょう。
デトックス効果
最後はデトックス効果です。
基礎代謝が上がる事で、新陳代謝があがるので、毒素の排出も促されます。
デトックス効果で個人的におすすめするのは
起床時と、家に帰ってきたとき、または1日の仕事が終わったときにお勧めです。
イメージとしては、朝起きてお白湯を飲む。そして仕事から帰ってきたら、お疲れ様でお酒を飲むのではなく、お白湯を飲むといった感じでしょうか。
この帰ってきてからのお白湯はレモンや生姜、蜂蜜などを入れてリラックス効果を出しながら飲むのもおススメです。ホットレモン、生姜湯の感覚で体に染み込ませていくのがいいでしょう。
白湯に関する注意点
次は白湯に関する注意点です。
1回に飲むのはマグカップ1杯まで
健康にいいからという理由で1回でたくさん飲む方がいます。それは返って体内の水分量が増えてしまい、浮腫(むくみ)やトイレの回数が増える原因になったりします。
ほとんどの記事では女性向けに書かれているため、1回が150から200mlと書かれています。
男性の場合や、体型が大きい方はそこにこだわらなくてもいいです。しかしマグカップ以上飲まないようにしてください。
時間をかけて飲む
2つ目は時間をかけて飲む事です。
熱い食べ物、飲み物は平気で食べ飲みできる人も多いですが、一気に飲むことは禁止です。コーヒーを楽しむように、テレビを見ながら飲むとか、スマホや本を見ながら飲むようにしてください。
白湯の後に冷たいものを摂取しない
3つ目は白湯の後に冷たいものを取らない事です。
当たり前のように聞こえますが、お白湯を飲んだ後に、アイスクリームを食べるとかはNGです。あとは、人にもよりますが、体を冷やす野菜を生で食べるのはお白湯を摂った後に取るのは極力控えましょう。
例えば、トマトやきゅうりなどの夏野菜を使ったサラダです。夏野菜は体の熱をとってくれる作用があり、夏の栄養にふさわしいのですが、白湯を飲んだ後すぐに摂取することは控えましょう。
しっかり沸騰させること
4つ目はしっかり沸騰させることです
100度になり、沸騰したらOKではなく、そこからしっかり10分から15分ほど温めてください。
それにより、トリハロメタンやその他の不純物が取れると言われます。
ただ、もしあなたがお湯が出るウォーターサーバーをお持ちなのであれば、お湯をそのまま出して50度近くまで冷まして飲めば大丈夫です。(*これに関しては、購入された会社様に確認をお願いします)
白湯に飽きてきたら
すぐには結果が出るとは限りません。結果が出るまでに3ヶ月かかる人もいます。
それにあたり、途中でめんどくさくなったり、違う味にしたいと思うこともあるでしょう。そんなときの考え方を伝えていきます。
ハチミツを入れる
1つ目はハチミツを入れた白湯を作ることです。
ハチミツにはグルコン酸やオリゴ糖といった成分が含まれ、腸内のビフィズス菌を増やす作用があるので、腸内環境を整えるのにうってつけの飲み物です。
コップ1杯に対し、ハチミツは小さじ1から1.5杯くらい入れます。
注意点としては、沸騰した時にハチミツを入れるのではなく、しっかりと冷まして50度程度の白湯になってからハチミツを入れてかき混ぜて作ってください。
生姜を入れる
2つ目は生姜(しょうが)です。これも生姜湯のようになり、新陳代謝を上げて、体を温めてくれる作用が発揮してくれます。
生姜を摂ることで得られる『温め効果』は3時間ほど持続するとか。一度にたくさん飲むのではなく、数回に分けて飲むとより効果的です。
レモンを入れる
3つ目はレモンを入れた白湯にすることです。クエン酸の効果として疲労回復があります。
ただ、注意点として、1日の中で飲む頻度が多くなりすぎると、口の中が酸性にかたむいてしまい歯を溶かす原因となりえます。また酸性が強い食材は胃腸への刺激になりやすいというデメリットも考えられます。
レモン白湯は1日1杯程度までにして、残りの水分補給は何も加えていない白湯やミネラルウォーターなどにするなど、工夫をしながら取り入れるようにしましょう。
週末にはご褒美を入れる
1週間毎日しないといけないと考えるとしんどいです。
なので、60点から80点を目指すようにしてください。そのためにもどっかで休憩を入れる事が大切です。
おすすめは週末や友達と食事に行く時は外すようにしてください。
食事をする時まで気を使うくらいなら、友達と楽しくお話しして気持ち良くなること大切です。
自分のペースを考えて長く続けられるようにしましょう。
最後に、、、、、、
白湯は作るのに面倒かも知れませんが、特別な道具はいりません。誰でも簡単に出来る飲み物です。
今回の記事を作成するにあたり、相談者が30代の男性でした。
女性だけでなく、美と健康を意識するのは男性もそうであるのが、これからの時代です。
女性にモテたい、胃腸の不調を整えたい。そのために大きなお金をかけなくても、出来る方法として白湯を進めたところ、やった事なかった事なので楽しんでやってもらってます。
男性の肌艶が綺麗なのも、魅力的な人に見えて人生得するかもしれませんね
今回の投稿で、女性の美もそうですが、男性にも美と健康を意識してもらえるきっかけになれば嬉しいです。
では今回はここまでにします。
あなたの可能性を信じて、、、、、
では、またお会いしましょう
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