レジで待たされる。電車の遅延で待たされる。子供の出発準備で待たされる。車の渋滞で待たされる。遊園地で待たされると言った感じで、いろんな場面で待つことを余儀無くされることがあります。
そして、待つことが苦手な人はこのような状況になると、すぐにイライラしてしまいます。かつての私もそうでした。
しかし、大人になりこれらの体験が増えることで対応策が出来て、同じ24時間の活動でも有意義に待つことができるようになりました。
今回は待つのが苦手な人に少しでも役に立つようなアドバイスができたらと思います。
待つには2種類ある
最初にあなたに関わる待つには大きく2つあります。それは、
- あなたの行動で待つ時間を短縮できるもの
- あなたの行動でも待つ時間が短縮できないもの
です。
つまり、
待つことの改善 = 時間短縮する が必ずではありません。
状況によって待つ時間はそのままのものもあります。
これを踏まえて2つのパターンでの対応方法を考えていきましょう
あなたの行動で待つ時間が短縮できるもの
まずは、あなたの行動で待つ時間が短縮できるものです。これらには次のパターンがあります。
- 朝、子供の出発させるための誘導
- 日々の業務でいつも待つ場面
これらの特徴は、対ヒトの場合です。相手の協力があれば待つ時間が短縮できると考えられるものが該当します。
これらの場合の改善は、ずばり相手との強力です。しかし、ここでの協力でのポイントがあります。
それは次の2つです。
- Iメッセージで相手に伝えること
- win-winの設定になっていること
です。
相手に協力してもらうポイント1
1つめはI(アイ)メッセージで伝えることです。
例えば、子供が準備が遅いときにあなたはどのように言いますか?
きっとあなたもこのように言うでしょう。
「早くして!!」とか「急いで!!」とかです。
これはあなたの怒りを相手にぶつける行為になります。子供にとって親や大人は逆らえない立場になっています。これを言い続けられると子供も逆に慣れてしまうか、反抗心からもっと言うことを聞かなくなってしまいます。
また、対大人にこのセリフを言っているのであれば、あなたは他の人から影で悪口を言われている可能性もあります。
なので、この場合Iメッセージを伝えると効果的です。
Iメッセージとは、発言の最後に
- 私は嬉しい
- 私は助かる
- 私はありがたい
と言う感じで、自分の感情を表すメッセージにすることを言います。
先ほどの例で言うと
「早くして!!」
→「早くしてくれると、私はめちゃくちゃ助かる」
「急いで!!」
→「急いでくれると、私は嬉しい」
と言った感じです。前者は相手に命令をぶつけてますが、Iメッセージにすることで、相手に私の気持ちを伝える文章になります。これにより受け手としては協力しようと考えてくれるようになります。
これを言うと、「子供はまだこんなこと言ってもわからない、怒鳴るのが一番だ」との意見も上がってくるだろう。しかし、その怒鳴っているあなたも「怒り」というマイナスな感情で過ごさないといけないから、怒鳴った後で体がしんどくなるでしょう。
子供や相手が理解できるまで繰り返すこともあなたにとっての「待つ」なのです。繰り返し、Iメッセージで伝えられるようにしていきましょう。
相手に協力してもらうポイント2
2つめは相手とのwin-winな関係になっているかと言うことです。
win-winな関係とは、「自分も勝ち、相手も勝つ」ということから、ビジネスでは取引行う双方にメリットがあり、円満な関係を築ける状態のことをいいます。
相手があなたを待たせてしまうのには必ず理由があります。それを無視や言い訳として扱って、あなたの意見だけ伝えてしまっても相手には響きません。
なので、待たせてしまう相手に協力することが大事です。相手があなたが望む100点ができないのなら、あなたが協力すれば100点になるのです。なぜなら、あなたの求めている100点の答えは、あなたが一番知っているからです。
または、これをすることで得られる相手のメリットをしっかり伝えることが大切です。
例えば・・
子供の場合なら、「20回、時間通りに出発できたら00に連れて行ってあげる」とか
大人の場合なら、「ここの場面を早くできるようになれば、あなたらも残業する時間が減って自由な時間が増えると思う」
こんな感じで、「提案」することで相手の行動は変わるのです。ただただ、こちらの都合で動いてもらえるほどいい話はありません。それはあなたがマウントをとっているだけなのです。
お互いお願いする、協力するがしっかり出来て、そしてお互いが良い思いを得られるように心がけてwin-winの関係を目指してみましょう。
あなたの行動で待つ時間が短縮できるないもの
次に、あなたの行動でも待つ時間が短縮できないものを考えていきます。
例えば下記の場面です。
- 高速道路での渋滞
- イベントなどの行列
- 入院中で一人で動けない時
などです。これらの共通していることは、入ってしまったらその時間がくるまで出ることが出来ないことです。
これらの場合の私なりの解消方法は次の2つです。
短縮できない時の解消方法 その1
1つ目は、待つことを想定して自己投資できるものを用意しておくことです。
シンプルですが、役に立ちます。
たとえ、環境で原因で待っているときでも、あなたの目や口や耳のいずれかは余裕があるはずです。
- 本やスマホを見る
- オーディオブックや音楽を聴く
- おにぎりなどの軽食を食べておく
などです。
待っている時間 = 空いた時間 ですので
その空いた時間は自分への投資が出来ます。待たされる時間はあなたを成長させてくれる時間と考えたら、待つことは嫌なものにはなりません。
「遅い!!」とイライラするのではなく、
「この時間を活用しよう!!」こう言って何かしらの自己投資をしてください。
自己投資というと固いものになりますが、漫画や映画でもいいのです。
自分の気持ちや体調を整えてくれそうなものをやってみましょう。
短縮できない時の解消方法 その2
2つ目は目を閉じて目を休ませることです。
そして、目を閉じて自分自身と対話してみてください。
目を閉じて、軽く深呼吸をしていると、次第にイライラしていることに対して落ち着きを感じてくると思います。
そして、最近の心境や将来のこと、最近の反省点など、自分自身と対話する時間に使ってみてください。
忙しい日々を送っていると、つい自分のことは後回しになっている人が多いはずです。
この際に、自分がやりたかったこと、今後の予定、楽しかったことなどを自分と対話することで、自分の気持ちに正直になれると思います。
そのためにも目を閉じてやってみてください。なぜ目を閉じてなのかというと、自分との対話はなるべく外部の情報を遮断した方がいいからです。
また、現代人は目を使うことが頻繁ですので、待っている間だけでも休ませてあげるようにしてください。
ただしこれは、運転中など、常に目を使う時は使用できません。当たり前ですが、その場からあまり動けないときに使ってください。
最後に・・・・・
今回の内容は、そこまで難しいことではないと思います。
- Iメッセージで相手に伝える
- win-winな関係を意識する
- 自己投資できるものを用意しておく
- 目を休ませて自分と対話する
この4つです。あとは、やるかすぐやるかのどちらかです。
特に、Iメッセージとwinwinな関係は、多少の練習が必要になると思いますが、この2つが出来るようになれば、誰とでも良好な関係が出来るようになるでしょう。
すこしでも楽しい毎日が送れるように、考え方を変えて行動に移してみましょう。
以上です。
あなたの可能性を信じて・・・・・
ではまたお会いしましょう
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