鼻呼吸のメリットとおすすめのツボと環境作り

今回は鼻呼吸についてです。

あなたは、「呼吸」がつく言葉に何が浮かびますか?

  • 深呼吸
  • 腹式呼吸
  • 過呼吸
  • エラ呼吸
  • 口呼吸

こんな感じではないでしょうか?

その中で「鼻呼吸」って聞いたことはありますか?

そもそも哺乳類は鼻で呼吸をして、口は飲食物を通すもので作られており、人間だけが口で呼吸が出来るようになっております。

しかし、昨今では鼻詰まりやおしゃべりをすることで口で呼吸することがメインになっている人が多いのです。

しかし、口呼吸には大きなデメリットがあるのもご存知でしょうか?

今回は

  • 口呼吸のデメリット
  • 鼻呼吸のメリット
  • 鼻呼吸をするための環境作り
  • 鼻を通りをよくするツボ

などをお伝えしていきます。

目次

口呼吸のデメリット

ではまずは口呼吸をおこなうとどうなるかのデメリットをお伝えしていきます。

口臭

1つ目は口臭です。

口で呼吸をすることにより、口の中が乾燥します。乾燥をすることで唾液が出にくくなり、口の中の菌が増殖し、臭いを生じさせます。また、菌が増殖するため、虫歯や歯周病などの歯の病気にも関連が高くなります。

免疫力の低下

2つ目は免疫力の低下です。

先ほどの口臭と同じで、口の中が乾燥することが原因になります。唾液がすくなるなると、ウイルスや菌を抑える力が弱くなり、結果的に風邪などの引きやすくなります。

また、アレルギー疾患にも大きく影響します。

鼻の奥にある「扁桃リンパ組織」という免疫系組織が、アレルゲンや病原微生物を排除してくれます。

しかし、口で呼吸をすると、この扁桃リンパ組織を通らず、アレルゲンや病原微生物はそのまま体内に侵入します。

また、口呼吸によって扁桃リンパ組織へ空気が逆流すると、組織の機能が低下します。すると、アトピーなどのアレルギー性疾患リスクが高くなります

睡眠障害

3つ目は睡眠障害です。

口呼吸の人は、口をあけて寝てしまうことになります。

その結果、舌が喉に落ちてしまい、気道を防ぐことになります。それが睡眠時無呼吸症候群になる可能性があります。

睡眠時無呼吸症候群とは、言葉のままで寝ているときに呼吸が止まってしまう現象です。主に太っている人に起こりやすいと言われていますが、

痩せている方でも口呼吸の人なら同じように発症してしまいます。

目が覚めている時でも息を止めていると苦しくなりますよね?

それが無意識の状態で寝ているときに何度か繰り返しているとしたら、疲れは取れず、日中ぼーっとしてしまったり、集中力がなくなったりします。

歯並びや表情の異常

4つ目は歯並びや表情の異常です。

口を開いた状態なので、舌を喉の奥に引き込む力が弱くなり、前歯が飛び出す形になり、顎の成長にも影響を起こします。

その結果歯並びが悪かったり、前から見たときに歯が前に出ているように見えたりします。

また、歯の着色汚れの原因となる「ステイン」も唾液が洗い流す作用を持っていますが、口呼吸が習慣化すると唾液による洗浄力が不足して、歯や歯茎が着色しやすくなります。

その他にも口を閉じない状況が続くので、表情筋が弛んできます。

その結果、老けた顔に見えてきます。小じわ、顎のたるみこの辺りは口呼吸の人と鼻呼吸の人では大きく違うとのことです。

二酸化炭素を出しすぎる

最後は二酸化炭素を出しすぎるということです。

基本は人間の体内から二酸化炭素を出すことが普通ですが、口呼吸の場合、この二酸化炭素を余分に排出することがあるとのことです。

すると、体内のヘモグロビンが運搬機能が弱くなります。

本来人間の血中酸素濃度は98%以上あると言われます。つまり血液中に酸素は満たされているのです。

その中で、二酸化炭素が不足すると逆にヘモグロビンが酸素が十分足りていると認識して、運搬が弱くなるとの結果があります。

運搬機能が弱くなるということは、栄養がうまく運ばれなくなり、老廃物も溜まるだけ

結果、疲れやすいことになります。

鼻呼吸のメリット

では、次に鼻呼吸にするとどのようなメリットがあるかを説明していきます

結論だけ言うと口呼吸のデメリットの反対になります。

免疫力の向上

1つ目は免疫力の向上です

鼻呼吸にすることで、空気中の余分なものを体内に入れない働きをしてくれてます。また口が乾燥しない反面、温めてかつ湿った空気を体内に入れることができます。

疲れにくくなる

2つ目は疲れにくくなるです。

鼻呼吸にすることで、人間本来の呼吸に変わるため、必要な二酸化炭素も残ることになります。

その結果、血管を広げてくれる働きも正常になり、必要な酸素や栄養の運搬、老廃物の排出がされるようになり、疲れにくくなるというより、元々の疲労のみになります。

また、血管が広がるということで、心拍数が下がる傾向があります

集中力が上がる

3つ目は集中力が上がることです。

鼻と脳は近い場所にあり、鼻から入る空気は頭を冷やしてくれる働きがあります。

脳は基本日々使っている組織なので、冷やしてあげることが大切です。

しかし、直接頭に冷たい風を当てたり、アイシングをすることはしないし、できないです。

頭の熱を下げる意味でも鼻から冷たい空気を入れてあげることで疲労が和らぎます。

また、口呼吸の時は口が開いてしまうのに対し、鼻呼吸では口が閉じています。口を開けたまま集中することは難しいものです。

顔の見た目・口臭の改善

最後は顔の見た目です。

表情筋をしっかり使うので、シワやたるみの予防が出来ます。

また、歯の着色も唾液が働いてくれるので、口呼吸の時と比べても歯の着色は優しくなるはずです。

そして、口の乾燥が防ぐことができるため、口臭の改善も期待できます。

鼻呼吸の環境を作る

ここまで、鼻呼吸のメリットを言ってきましたが、それでも元々鼻詰まりや鼻水が出る人にいきなりやりましょうと言っても難しいことなのはわかります。

なので、少しずつ環境を作っていくことが大事になります。

耳鼻科に通う

これは基本のことです。鼻に症状があるのであれば、まずは鼻をきれいに吸ってもらったり、粘膜の処理をしてあげてください。

そして、最初は定期的に通うことです。症状が出たから行くではなく、定期的な掃除をする意味で月に1回とか、週に1回というリズムで病院で手入れをしてもらいましょう。

症状は人によって違うので、通院ペースは病院の先生と相談して決めてください。

鼻呼吸をする場所や時間を決める

そして、常に口呼吸になっている人がいきなり鼻呼吸にするには厳しいので、1日に決まった場所または、時間に鼻呼吸の練習をしましょう。

おすすめとしてはお風呂で入浴している時です。お風呂は暖かい湿気があり、鼻の通りが良くなりやすいです。

見直し】 鼻呼吸の方法ー

鼻呼吸は、鼻で息を吸い、鼻で息を吐くことです。

鼻で息を吸い、口で息を吐く → 深呼吸 になります。

口で息を吸い、口で息を吐く → 口呼吸 になります。

長く吐くことから始める

私が考える鼻呼吸でやってもらいたいことは、吐くことです。

今まで口呼吸や深呼吸をしてきた人は、吐く = 口  でされていたと思います。

これからは、①、空気系 = 鼻  ②飲食系 = 口 で行うものと考えてもらい、

吐くことも鼻で行うようにしましょう

そして、吐くことにあたり、鼻で息を吐くと2秒かからないほどで空気を吐いてしまいます。

これが正常かもしれませんが、ここでは5秒・10秒とゆっくり吐く練習をしてください。ゆっくり吐くには鼻を中心に意識をしないと難しいものです。

ポイント : 手で口を押さえておく

長く吐くためには、口から空気が出ないようにすることが大事です。そのためにも手で口が開かないように押さえておいてください。

押さえておくことで、押さえた手に鼻からの息がかかることを感じることができるはずです。この手に息がかかる感触が長くなればなるほど、鼻からしっかり吐けている証拠になります。

息を吐き終わった後で息を止める

次に吐き終わった後で息を止める練習です。

吐き終わった後で息を止めることで、体内の血管が拡張すると言われます。

拡張をした後に酸素を吸うと体全体に新鮮な酸素が運ばれるようになります。

注意点は、息を止めるレベルは少し苦しくなってきたというレベルで行ってください。間違ってもギリギリまで止めて、後で口からたくさん吸わないといけないようなことにならないようにしてください。

「リラックスできる息止め」そう思ってもらえたらいいかなと思います。

活動中にできることから始める

これは一言で、口を閉じて鼻呼吸を練習するにあたり、就寝時に行われる人がいます。

結論から言うと、就寝時に行うのは最後にしましょう。

つまり、いきなり就寝時に口にテープを貼って寝る練習をしても

逆に睡眠障害を引き起こす可能性があります。

活動中に練習をして、なれてきた頃に徐々にやっていきましょう。

息を止める練習や鼻から息を吐く練習を続けていくうちに、次第に常に口を開いて呼吸をすることが減っていることに気づくと思います。

就寝でチャレンジするなら、昼寝や眠りに入るまでからスタートするのでいいかなと私は思います。

タバコとおしゃべりが好きな人は要注意

最後はタバコとおしゃべりが好きな人は口呼吸になりやすいので注意してください。

ともに口で発信することで、息をする時も自然に口から入れる習慣が身についてしまってます。

口呼吸を治したいと思うのであれば、タバコやおしゃべりをしていない時は口をしっかり閉じて生活をするように心がけていきましょう。

おすすめのツボ

それでは次に鼻炎の改善に期待できるツボを紹介していきます

迎香(げいこう)

(画像:illustAC)

1つ目は迎香(げいこう)です。

鼻の穴の横で、鼻の横から下に降りる溝の部分にツボがあります。

両方耳や目の方に引っ張るように押さえて刺激を入れていきましょう

引堂(いんどう)

(画像:illustAC)

2つめは印堂(いんどう)です。

正中にあり、両方の眉毛の先端を結んだ線と正中で交わる点です。

頭の方や口の方に上下に圧を加えてあげて刺激をしてください

合谷(ごうこく)

(画像:illustAC)

3つ目は合谷(ごうこく)です。

親指と人差し指の間で凹む部分があります。

そこを人差し指側に押さえて刺激を与えていきましょう。

曲池(きょくち)

(画像:illustAC)

最後は曲池です。

肘を軽く曲げたときに出来るシワで、上腕の外側部分の圧痛点です。

肘の真ん中の窪みの外側にある「尺沢(しゃくたく)」も一緒に押すと効果的です。

 

最後に、、、、、

困難が起こったら初心に帰るといいと言われてきました。

人間も分類すると哺乳類です。鼻で呼吸をしていたと言われます。

基本に戻る練習をするだけで、あなたの不調が和らぐ可能性が高いのです。

基本的な食事、基本的な運動、基本的な睡眠など

食事はその地域にあったもの、運動はその地域の環境に馴染むように動くこと

睡眠は夜になれば休むこと、こんな感じでしょうか。

呼吸の基本は鼻で賄うことだと認識してもらい今後の生活に取り入れてもらえたらと思います

あなたの一つ上の健康が達成できることを祈り、今回は終わらせていただきます。

本日はここまでです。

あなたの可能性を信じて、、、、、
ではまたお会いしましょう

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

CAPTCHA


目次