仕事中や、日常生活での待ち時間で座っている時、または通勤でのスマホをしている時などに、自然に足を組んでしまう人がいます。
そして、この足を組む癖がついてしまって、腰痛・肩こり・偏頭痛・神経痛などの症状を訴える人がいます。
足を組む大きな理由として骨盤が歪んでいるか、お尻周りの柔軟性がなくなっていると言われます。
なので、骨盤の歪み改善とお尻周りの柔軟性を作ることが必須にはなります。
そのために、整体院に行ったりパーソナルトレーナーにストレッチなどを教えてもらったりして、これらを解消してもらいたい。
ただ、残念なことに整体院もパーソナルトレーナーも骨盤の歪み改善とお尻の柔軟性を作ることが出来ても、あなたの足を組んでしまう癖まで解消するアドバイスができる人はほとんどいないのではないでしょうか?
そこで今回は、座っている時に足を組まなくする簡単な方法を2つ紹介します。
これをすることで、腰痛や神経痛、肩こりの緩和が期待されます。また次の2つの方法をやりながらも足が組んでしまうと言う人は、逆に柔軟性と体幹が安定しているので別に足を組んでもOKと言うサインでもあります。
では、さっそく始めていきましょう!!
正しい座り方をやっても意味がない?
よくある間違いとして、正しい座り方を教えるものがありますが、
20年間体に関する立場に立って行ってきましたが、
結論として次の2つの条件が揃ってなければ、全く意味がないなと思います。
正しい座り方をやっても意味がない理由 その1
1つ目の理由として、もともと歪んで固まっている可能性があるからです。
粘土の完成品をイメージして欲しい。真っ直ぐの完成品なら、ずっとその姿勢を保つことができるでしょう。しかし、土台に左右差がある完成品を場合、そのまま置くと、左右で短い方に物体が傾く形になります。
人の体も一緒で、骨盤が左右でバランスが崩れていたら、どちらかに重心が乗るようになります。
そうなると、1方向に上半身の体重が乗るため、そのストレスを緩和させるために、足を組んで負担を減らすのです。
歪んでいる状態で「正しい姿勢で座りましょう」と言っても無駄です。
正しい座り方をやっても意味がない理由 その2
2つ目は姿勢を保つ筋力が弱いことです。
体を支える筋力が十分満ちてないのに正しい座り方を行っても、ただただ体を支える筋肉が悲鳴を上げて、結果自分の楽な姿勢を取りたくなります。
筋トレのポイントに強化と消耗の違いというものがあります。
もしあなたが腕立て伏せをするなら、何回やるかと言う回数を決めると思います。
最大値を決めて、その回数を行うことで結果が出ます。
これを出来なくなるまで腕立てをするという方法で行っていたらどうなるでしょうか?
筋繊維が切れて翌日には痛みが強く現れることでしょう。
そして、毎日のようにこんなトレーニング方法で行っていたら、間違いなく肩周りが壊れます。
数と休憩を計画的に決めて行うから筋肉は鍛え上がります。
無計画に限界だけを挑戦していたら、硬い筋肉で仕上がってしまいます。
話を戻すと、座る姿勢も普段から体幹を鍛えている人ならいいのですが、そうでない人は、1回座って姿勢を保つのは、30分から45分が限界だと思います。30分から45分程度で一度休憩を入れて背伸びやストレッチ、トイレやコーヒー休憩のために歩くなどをすることで解消されるのです。
正しい姿勢を行っても、支える筋力が弱いなら保てない
これをすれば、足を組むことが減らせる!
では、ここからは、足を組んでしまう人にやってもらいたい方法を2つ紹介します。
至ってシンプルですので、是非やってみてください
お尻にテニスボールを置く
1つ目はお尻に硬式のテニスボールを置くことです。
【方法】:ー 数字は順番を書いてます ー
- 背もたれのある椅子に座る。この時、座布団は引かない
- テニスボールを2つ椅子に置く
- 坐骨結節(椅子に座った時に触れるお尻の骨の部分)で、テニスボールの上を踏むように座る
これをやってみたら、まず自分の上半身の体重がテニスボールの上に乗るため、足ツボの板を踏んでいるような、応える感触になると思います。
この刺激を受けながら、右足を上にするように足を組もうとしたら、反対の左側の骨盤に体重が乗ります。そうなると、左の坐骨に過剰に圧がかかり、痛気持ちいいを超えて、痛みを感じるようになってきます。
また、普通に作業中、椅子にテニスボールを2つ置くだけで、意識がお尻にいき、痛くない姿勢を取ろうとするはずです。その痛くない姿勢とは、左右に均等に圧をかける姿勢です。
そうです。片方に負担をかけなくするのです。これが、結果的に真ん中に負担をかける習慣になるはずです。
方法の3にある坐骨結節に座ると、痛みが強い場合、軽く前後左右にずらしても大丈夫です。自分が乗っていて、熱い風呂に入るような、「あーっ」ってなる感触で耐えられる感覚の箇所においてください。
そして、もしこの方法をやって、普通に足を組んでしまう人にお伝えします。
その場合は、あなたは足を組んでも大丈夫ですよと、、、。
この刺激を痛い人ほど、お尻が固まっており、腰痛や肩こりの原因になっています。なので、テニスボールの刺激がそんなに痛くないと言うことは、お尻周りの柔軟性が十分にある事を意味します。
柔軟性がある人は、別に組んでいても普通に戻した時に骨盤が歪んで固まることは、あまり考えにくいです。
まずは、やってみてください。最初に座った時に結構痛いはずです。その圧痛みを感じながら、作業を行ってみてください。
バランスボールに乗って作業する
2つ目は椅子ではなく、バランスボールに乗って作業することです。
テレワークや、自宅で座ってテレビやスマホを見る時にやって欲しい方法です。
バランスボールに座ると、最初は軽く沈みますが、ボールが転がらないように体幹で支えないと、安定して座ることが出来ません。
そして、バランスボールに乗って足を組んで作業が出来る人は、机に肘をついて支えているか、かなりの体幹とバランスをとるのが上手い人です。
そして、ボールが転がりそうになったや、逆に座っている姿勢がしんどくなったら、座ったまま腰を回すように動かすことで腰をほぐすことが可能になるはずです。
姿勢を支える筋力が弱い方の体幹トレーニングと、骨盤周りの体操かつ柔軟性アップが期待できるのがこのバランスボールです。場所はとりますが、あなたの足を組む習慣をやめるためには投資したい商品です。
バランスボールに座る上での注意点
しっかり空気を入れたものにする。
空気がしっかり入っていないボールは、腰が沈みすぎます。足を組むことは防ぐことが出来ますが、腰が沈みすぎることで、骨盤が後ろに倒れ、腰が丸くなり腰痛のもとになる可能性があります。定期的に空気を入れて、張りのあるボールで座るようにしましょう。
サイズが合ったものに座る。
股関節と膝関節が、約90度になる大きさのボールに座りましょう。
以前、会社などのビンゴゲームの景品でバランスボールをいただいた方がおられました。
その方は身長が高いのですが、もらったボールは少し小さかったのです。
結果、小さいボールに座ることで、膝や股関節が90度以上に深く曲がる姿勢になり、腰痛がみられるようになりました。
たかがボールですが、されどボールです。使い方一つで体の不調が現れる可能性があるので、ボールを購入するときは、独断で決めず、店員さんに身長を伝えてベストのサイズのボールを購入するようにしましょう。
今回のまとめ
今回のまとめです
- 正しい座り方はお尻周りの柔軟性と、体を支える筋肉が十分でないと意味がない
- お尻が硬い人はテニスボールの上に座る
- テニスボールの上に座ってまで、足が組める人は骨盤周りが柔らかい証拠、
その場合は、組んでもそこまで影響はない - 体幹が弱い人はバランスボールの上に座る
- バランスボールはその人にあったサイズでしっかり空気を入れたものを使う
です。
かかるコストは、硬式のテニスボールとバランスボールなので、ピンキリですが安く見積もって2,000円あれば十分に揃えることが出来ます。
両方同時に出来ない人は、まずはテニスボールに座ることから始めてください。
テニスボール2つだけなら、1000円もかかりませんし、場所もとりません。
そして、結構痛いですが、効果あります。無理だけは禁物でいきましょう
最後に・・・・・
今回お伝えした方法は、あくまでもやり方です。つまりあなたがこれをやり続けることができるかで、足の組む習慣が減ってきます。
1日、2日やったから足を組まなくなったというものではありません。
なので、最後に記録帳に1日にどれだけ足を組んだかを記録しておいてほしいのです。
記録のやり方は自由ですが、私の方法としては、24時間単位の手帳に組んだ時に赤点をつけることです。
1日24時間のスケジュールを書く手帳にポンと赤点があるのを見て、回数を下枠に書くとどれだけやっていたかがわかるし、週末にかけて、回数は減っているかを評価できます。
アナログ的なやり方ですので、もしこれをスマホで出来るアプリなどがありましたら逆に教えて欲しいです。
足を組まず、姿勢を支える筋肉にストレスがかかりにくい体に仕上がっていく事を期待して終わりたいとおもいます。
本日はここまでです。
あなたの可能性を信じて・・・・・
では、またお会いしましょう
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