『脳疲労』最近この言葉をよく聞くようになりました。
あなたの疲れや身体の不調は、体を動かしたことによる筋肉の疲れや、食べ過ぎ、飲み過ぎなどによる飲み過ぎでもなく
脳の使いすぎから起こるものではないかと、、、
インターネット環境が整い、スマートフォンが1人1台が当たり前になり、情報過多の時代が生み出した新しい症状名がこの脳疲労であります。
そして、この脳疲労によりさまざまな症状が現れるようになってきました。
今回は脳疲労の症状と、脳疲労の解消法。そして、脳疲労の解消法でやらかしてしまう間違いを3つご紹介します。
この間違い3つは、私の鍼灸整骨院で脳疲労だと思われる方に指導をしていてぶつかった課題の多かったものをランキング形式で表していきます。
脳疲労の症状(特徴)
それでは、まずは脳疲労で見られる特徴をお伝えしていきます。
- 記憶力の低下
- ボーッとする時間が増えた
- 次の行動に移すまでに時間が掛かるようになった
- 目が疲れる、かすみ目になる
- 不眠症または、朝起きるのが辛い
- 便秘がち
- わけもなくイライラする
- 飽きっぽく何も関心を持てない
などが挙げられます。
症状だけを見ると、自律神経障害やうつ病などでも見られるものと重なります。
これは、脳疲労とはうつ病や自律神経障害の前触れであると言うことです。
脳疲労をそのままにしておくと、結果うつ病や、自律神経の不調を起こしてしまうのです。
なので、早い目に脳の疲れを取ることこそが、自律神経を元気にさせる方法になるのです。
あなたは先ほどのリストに該当するものがありますか?
3つ以上あるのであれば、これから行う脳疲労の対象方法を行うことをお勧めをします。
脳疲労の対処法
それでは、次に脳疲労を取る方(対処法)について何個か説明していきます。
瞑想する
1つ目は瞑想をすることです。瞑想で意識することは自分の呼吸です。
「今自分は息を吸っている、今自分は息を吐いている」こんな感じで、呼吸だけに意識して、他の気分を沈める方法です。
目を閉じて、または軽く目を開けた状態で1点だけを見つめ、体の力を抜いて行いましょう。
体を動かす
2つ目は体を動かすことです。
脳疲労とは、脳に入る刺激の量が多いことから起こります。
疲労により血液循環が悪くなり、新鮮な栄養や酸素が血液で送られることが減るサイクルになることがさらに自律神経を不調に落としいることが考えられます。
この血液循環を早期に改善させる目的として、体を動かすことがおすすめなのです。
1番のおすすめは歩くことです。下半身、特にふくらはぎの刺激を入れることが全身の血液循環を改善してくれます。
また、同じ姿勢を続ける人の場合、肩を回したり、腰を捻ったりして同じ姿勢の解除を実践してください。動きが少ないことは血液の循環を悪くさせます。だから、大きく動かしていきましょう
こまめな休憩をいれる
3つ目はこまめな休憩を入れることです。
あなたはどのタイミングで休憩をとっていますか?学生なら60分、90分に1回の休憩が約束されています。
しかし、ほとんどの人がトイレに行きたい時か、お客さま対応が済んだ後といった感じで、明確な数字での時間が決まっていないのではないでしょうか?
ここを学生の時のように、00分に1回小休憩を入れることを習慣にしてほしいのです。
学生の頃と比べても体力も筋力もあなたは減っている可能性が高いと思います。
なので、60分よりも短い方がいいです。
代表なのがポモドーロテクニックです。詳しくはポモドーロテクニックで検索してください。
25分または、30分に1回の5分の小休憩を入れる設定で疲れてなくても、この時間になれば休憩に入るという体への規則性を入れてあげてください
睡眠の質を上げる
3つ目は睡眠の質を上げることです。
代表的なのは、寝る前にスマホを見ない、睡眠前2〜3時間前に食事や入浴を済ませておく
睡眠を促すBGMを流すなどがあります。
また、寝やすい服装や寝具を選ぶことも大切になります。特に腹部より下を冷やさない工夫を入れて寝ることが私はお勧めです。
なので、夏場でもおへそからしただけでもタオルケットなどをかけて寝ますし、冬場なら、掛け布団の上に毛布を1枚、おへそから下に来るように置くようにすると眠りに入りやすいです。
ここでNGは足先を温めると言うことで、靴下を履くことです。靴下ではなくレッグウォーマーで足首を保温すること、そして靴下のように足首を締め付けることをしないようにしましょう。
こんな感じで脳疲労を解消する方法をあげてきました。
これをやっていて脳疲労が回復でき、日々元気良く生活が出来るようになっていたら優秀ですが、 実際にはうまくいかない人も多くいます。
鍼灸師の立場で、患者さんと対話して うまくいかない理由には、共通点が何個かありました、 今回はそのうち第3位から第1位をお伝えします。
脳疲労改善がうまくいかない人の共通点
先立ってお断りしますが、今回の結果は私が鍼灸師として現場に立って患者さんの声からリストにしたものになります。医学的・科学的な根拠はありませんのでそれを踏まえてお読みください。
うまくいかない人の共通点 第3位
第3位は休ませる時間でも使っていることです。
代表的なのは、目です。
仕事でパソコン作業が多い人で、休憩時間になっても、スマホでSNSを見ていると言う方が多いです。体を休ませているつもりでも、目や耳を休ませていなければ、情報が入ってくるので脳は休んでいないことになります。
部活動で全体練習をしていて、休憩中にも個別練習または自主練習を毎日やっているみたいなものです。
それでは、体はどこかで悲鳴を上げるのは当然です。休むときはしっかりと休ませて、次のアクション時に最高のパフォーマンスをだせるように設定しておくことが大事です。
うまくいかない人の共通点 第2位
うまくいかない人の第2位は即効性ばかり求めることです。
薬を飲むと、その日に熱や痛みが解消されることが可能です。
しかし脳疲労の改善には、ある意味でトレーニングが必要です。
例えば、先ほどの脳疲労の対処法の項目にもあった、「瞑想」や「ポモドーロを使った休み方」は、今すぐに実行はできても、うまく出来るまでには多少の練習や慣れが必要です。
それを無視して、「3日やったけどなんかうまくいかない」といって文句を言う人が多いです。
こんな方の共通点は、昨日と比べて何か変わったという「プロセス思考」の方ではなく、結果に対して何も変わっていないと言う「結果思考」の方です。
もちろん結果を出すための方法です。だけど、筋トレと同様学習が必要です。だからこそ改善する過程をしっかり見て、昨日より上手く出来るようになった点にフォーカスしてやってみてください。
そうすると、だんだん体が軽くなったり、スッキリする感じが出来てくるでしょう。
うまくいかない人の共通点 第1位
うまくいかない人の共通点の第1位、それは時間の作り方です。
あなたにも質問します。脳疲労回復法を実践するのはいつしますか?
うまくいかない人は共通してこう言います
休憩時間または空いた時間 です。
つまり、脳疲労解消を実践する優先順位が低いことを意味します。
あなたの1日スケジュールは基本疲れるように設定されています。 この状況でさらに予定を入れる方法は、うまくいきません。
ポイントは、 今の活動時間を削り、 その削った部分で実行すること です。 そのためには、必ずこの時間には行うという 優先順位を1番にする必要があります。 出来た時にやるではなく、習慣化にすることです。ただし、睡眠を削る行為はしないようにしましょう
情報過多の時代、いかに脳を休ませるかが大事です。
最後に、、、、、
休むことも練習が必要です。
私は40代です。私の学生の頃は気合と根性が一番の美学みたいな背景がありました。
今は違います。日常で結果をいかに効率よく出せるかが鍵になります。そのためには身体の休ませる技術が必要だと言うことを知っておかないといけません。
若いから大丈夫、健康診断で引っかかっていないから大丈夫という考え方では、いつかつまづいた時に痛い目を遭う可能性が高いのです。
そして情報過多の時代、あなたの脳は常にフル回転しております。たまには、スマホもふだんから接している人とも離れて一人だけの時間を作り上げることもしてみてください。
釣り、電車で旅、夜空を見る、、、なんでもいいです。一人で過剰な情報が入らないものを一つあなたの中にあれば、きっと脳疲労で苦しむことは無くなっていくと私は思います。
脳疲労回復法をしっかりと実行し、良いパフォーマンスが出せるようにしていきましょう。
本日は、ここまでです。
あなたの可能性を信じて、、、、、
では、またお会いしましょう
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