あなたの身の回りにも「粗探し」をしてくる人はいませんでしょうか?
「こんなこともできないの!!」 とか「ここが出来てない!!」と言う感じで、些細なことであなたに口を出してくる人。
また逆に、あなた自身も誰かを見て細かいことに口出ししてしまうようなことはありませんでしょうか?
粗探しをされたら相手は不快に思いますし、あなたも粗探しをされることで嫌な気になり、コミュニケーションの場においてはお互いにプラスには働きません。
今回は
【第1章】粗探しをしてくる人の背景
【第2章】や粗探しをしてくる人の関わり方
【第3章】あなたが粗探しをしてしまう場合の改善方法
として、記事を書きました。是非最後までご覧ください
【第1章】相手の粗探しをしてしまう人の背景
まずは、粗探しをしてしまう人の心理を考えていきましょう。粗探し一つとっても色々な背景があるのです。
上からの圧力
1つ目は上からの圧力です
この「上」とは、上司の上司や、先輩、コミュニティでの古株の人、地域社会で牛耳る人などを示します。
この場合は、相手自身が好きであなたの粗探しをしているわけではない可能性があります。
- 仕事上、ミスを防ぐために厳しく接しなければならない
- 間違った考え方を覚えてほしくない
- 先輩を尊敬する環境を覚えて欲しい
- 直接伝えることが苦手なので第三者を使っている
などの理由であなたの粗探しをしている可能性が高いです。
古株がいる環境の場合は、その人とうまく付き合うことが出来ないと、その環境で過ごすには大きなストレスになるでしょう。
なのでこの場合は、あなたのことが嫌いだからというより、この環境で過ごすための力を身につけて欲しいと言う思いで粗探しをしているのだと理解して欲しい。
そうすると、相手のことを嫌になるのではなく、むしろ情報を提供してくれていると言う思いで感謝するようになれると思います。
自分に自信がない
2つ目は自分に自信がない人です。
レギュラー争いをしている部活動で起こりやすいです。
「あいつに負けると自分のポジションを奪われてしまう」と言う気持ちや、「あいつばかり先輩から認められて理由がわからない」と言う思いから、相手の粗探しをしてメンタルを弱らせるような方法を使ってくることです。
野球でポジション争いをするなら野球で、サッカーで勝負するならサッカーでと言うのが理想的ですが、人間の弱さとして相手を弱らせて勝負する心理が働いてしまいます。
これは、大人でもそうです。他社に負けないように、自社の商品の基準を上げるのがベストですが、他社の商品を批判するだけであったり、妨害を与えたりします。
このような行動は結局のところ、「相手が怖い」のです。そのような行動をしてくる人は自信がない可哀想な人だと評価してください
基準が高い
粗探しをする人の特徴として基準が高いです。
基準値が高いと、そこに到達していない人に対して厳しく評価してしまいがちです。
色々と優秀に出来る人がこのような相手の粗探しをする行動をしてしまうところがあります。
- これくらいやってください
- こんなことぐらい自分でやりなさい
- それ大事だから
こんな感じの言葉をよくかけてくる人は基準値が高いです。
極端な話ですが、あなたが親だとします。子供にどのように接しているかも次のような言葉をよく使っているか、使っていないかで評価できます。
- 「それくらいのこと自分でやってちょうだい!!」
- 「食べた後の食器くらい洗い場に持ってきてちょうだい」
- 「服くらい自分で着てちょうだい」
- 「さっさと朝の準備をしてちょうだい」
- 「(出先にて)余計なことしないでちょうだい」
この延長が家族だけでなく社会に出ても声を出していることがあります。また、そのような言葉で育った子供も親と同じような言葉を話すようになり、学校で友達の粗探しをする子供になってしまっているかもしれません。
1人で何かをやりなさいと言われてきた事や、褒められて生きてこなかった人は、最終的に自分にも他人にも厳しい人になってしまいがちです。そしてその基準が普通だと思っていることが厄介なのです。
「俺なら出来る・私なら出来る」は言葉のとおり、あなただから出来る基準なのです。
支配力が高い
粗探しをする人の特徴として、自分の方が上だという支配したい欲が高い人が多いです。
本来なら、上下の関係になる場合、「この人についていきたい」「この人はすごい、憧れの人だ」と相手を認めて下につくことものであるが、
憧れる存在でもないのにただただ上に立ちたいという気持ちだけで支配力が高いだけの人がいます。
特に、強い口調に弱い人を手下にしたり、NOと言えない相手を見つけては、自分の強がりを見せたがる人のことです。
また、経済的に優っているという理由だけで自分は偉いと勘違いする人もたくさんおり、お金がなくなって人がよらなくなったという経験もされている人もいるほどです。
大人になると、何かしらの上下関係が発生します。ストレス発散のために誰かを支配するという考えを持つ人がいることもあるのです。
ネガティブ思考
粗探しをしてしまう人のマインドしては、ネガティブ思考が多いです。
- 失敗したらどうしよう
- 恥をかいたらどうしよう
- 怒られたらどうしよう
- 何か目をつけられたらどうしよう
という感じで、何かしらの恐れを持っている考えで反応をしていると思います。
おそらく今までの環境で、失敗することで痛みを経験してきたことが多いのだと思います。
人は誰だって、どこかで注意や怒りをぶつけられることがあります。しかし、この怒りをぶつけられる環境に居続けると、免疫がついて慣れてしまうか、体を壊してしまうかのどちらかです。
粗探しをしてしまう人は後者の方、体を壊した経験があったのだろうと思います。またはそれと同様レベルの辛い気持ちになったのだと察します。
真面目な人ほど、真摯に受け止めて自己責任を感じやすくなります。結果的に失敗を恐れる人になり、何かの行動を起こす時に恐れと一緒にいだくのでしょう。
劣等感ーうまくいかない日が続いているー
最後は、うまくいっていない日が続いていることです。
これは、周りの人はうまくいっているのに、自分だけがうまく成し遂げていない時などに自分だけが出来ないという苛立ちから、まわりに当たってしまいます。
特に、周りが笑っていると、自分に対して笑われていると思ってしまったり、自分だけ苦労しているのにという相手の行動が目に入り余計に注意したくなるという心理になるのでしょう。
自分だけがつらいことをしているという劣等感は落ち込みになるか、周りへぶつけてしまう行動になってしまいます。その周りへぶつけるの行動が、物にぶつかるか、人にぶつかるかです。ただ大人になると人に暴力的にぶつかることは出来ません。その結果、暴言や出来ていないところの粗探しをしてしまうという行動をとってしまうのでしょう。
【第2章】相手の粗探しをする人との関わり方
では次に相手の粗探しをする人とはどのように関わればいいかを考えていきます。
まずは、一般的に言われていることは次のとおりです。
- 相手との距離を置く
- 相手の話をよく聞く
- 相手に正直に伝える
- 相手の意見を尊重する
といった感じで、相手に対する行動を考えようと言う内容が多いのですが、私の意見としては、「自分がどう変わるか?」が大切だとあなたに伝えたいです。
そんなことは基本かもしれませんね。だけど、実際に自分がその人を引き寄せている可能性が高いのです。なのでまずはあなたの焦点を変える練習をしましょう。
それを踏まえて次のような行動をお勧めします。
自分の目標を作る
1つ目は自分の目標を作ることです。あなたは、1年の初めに今年の抱負などを作りませんでしたか?そしてそれを今でもしっかり覚えて行動に移していますか?
1年の初めに考えた目標をただただ考えてはそれで終わっている人がほとんどです。あなたもその1人ではないでしょうか?
ここで伝えたいことは、自分に何かしらの目標を作って欲しいのです。そしてその目標に対して没頭することだけをしてください。
没頭することにより、第3者からの声に対し必要な情報かいらない情報かを区別することができるようになります。つまり、今のあなたは、粗探しをする人に意識が入ってしまっているからこそ、過剰に反応しているのだと私は思います。
意識を向けるところは粗探しをしている人ではなく、目の前のあなたが掲げた目標と目的を思い出して行動することが大切です。
なお、今回は例えで1年の初めに掲げた目標と書きましたが、目標を作るのは、いつ・どんな時でもいいのです、今改めて振り返り、自分がなりたい像は、叶えたい景色は何なのかを作り上げてそれに挑んでください。
ただし、1つNGなのは「〇〇から粗探しをされないようにする」と言う目標はやめてください。これも結局は相手が変わることを望んでいる目標はやめてください。あなたの負担が大きくなります。自分がこうなると言う、自分軸で目標を掲げてみましょう。
・自分だけの成し遂げたい目標をしっかり作り、それだけに没頭しよう
・「相手の粗探しをされないようにする」と言う目標だけはNG
キャラクターを変える
2つ目はキャラクターを変えるです。あなたに粗探しをしてくるのは、今のあなただから言いやすい雰囲気や見た目をしているからです。
結果的に相手を許している状況になったのだと思います。
といっても、いきなりどのようなキャラクターになればいいのかがわからないと言う意見が上がりそうです。そんな時はあなたが憧れる人を思い出してください。
それが、親なのか、お世話になった先生や先輩なのか、芸能人なのか?またはドラマや映画の主役なのか、それは誰でもいいです。
ポイントは「あの人ならどう演じる?」を自問自答してください。この「あの人なら」は困った時に役に立ちます。
今のあなただから相手は粗探しをしてくる反応を引き寄せているのです。だから、人と会っている時は違うあなたになることが大事です。
あなたの好きな人は誰ですか?なぜその人のことが好きでしょうか?その理由をしっかり作ることが出来て日々演じていればその人らしい雰囲気が出せるようになるでしょう。
・キャラクターになりきる事で、「あの人ならどう演じる」と脳に訴える事で答えが出てくる
・今のあなたのキャラクターだから相手は粗探しをしてくるのです。
他のストレスがないかチェックする
3つ目は他のストレスがないかセルフチェックをすることです。そもそもですが、あなたは粗探しをされて嫌な気になるようになったのは、最初からでしょうか?
頻繁に言われるようになったから嫌気がさしているかもしれませんが、もう一つの落とし穴として、あなた自信が体と気持ちに余裕がない状況に陥っている可能性があります。
睡眠はしっかり取れているのか?好きな趣味が出来ているのか?など、自由な時間がしっかり確保できているのでしょうか?
このようなことが不足していると、あなた自信が相手の言葉を受け入れるだけの余裕がないはずです。
手帳や時間管理アプリを使って1週間の行動履歴を書いてみましょう。その中にあなたが落ち着く時間はどれだけありましたでしょうか?または、疲れをとる行動としてどんなことをされたでしょうか?
頭から紙などにアウトプットすることで、自分自身の行ってきたことが明確になり、しっかりと行動に変えることが出来るでしょう。
特に、睡眠と1日の振り返るような日記などはメンタル的にも解消されるので、この2つは時間がなくても優先的に取れるように工夫するようにしましょう。
・あなた自身が好きなことが出来てなかったり、睡眠不足の場合は過剰に反応してしまっている可能性が高い
・睡眠と1日の振り返る日記をつけることでメンタル的に解消される
相手の顔を長く見る
粗探しをしてくる人対策の4つ目は相手の顔を長く見るです。方法は次のとおり
相手が何かしらの粗探し発言をしたら、作業を止めて相手の顔をじっと見る
あなたは何も喋らず相手の顔をジーっっと見ることで相手も何かしらの反応をしてきます。
この時のポイントは次のとおりです
1、相手に近づいて顔をみる
相手の顔を見るにあたって、なるべくその相手との顔の距離を近づけてください。あなたと相手の間に人1人が入れるくらいの隙間まで、相手に顔を近づけるのです。
これは、相手のパーソナルスペースに入り切っているので相手も不快に感じるものです。逆に相手の顔を椅子1つほど離れてみていてもそこまで相手はびくともしないでしょう。
コロナの関係で話す距離が言われるかもしれませんが、これはあなたのとっての警告だと言うことで顔を近づけるのです。
2、相手の両目を見る
顔を見る時には相手の両目を見ることです。顔が近付いていても、視点が合っていないことが分かれば、相手は何も変わりません。むしろ余計に首を突っ込んでくるかもしれません。
両目を見られることで、相手も動けなくなります。あなたの目の力で相手を金縛りのように動きをなくさせる気持ちでやってみてください。
3、無表情で見る
顔を見る時には、出来る限り無表情な顔で相手をみてください。もしあなたが言われてイライラして相手の顔を見ていると、相手も便乗して怒ってくることもあります。
無表情は、相手を不安にさせます。最初は色々入ってくるかもしれませんが、徐々に焦りなどを見せてくるのです。
あなたは、無表情で相手の感情を観察してください。冷静に表情の変化を観察するように見てください。
4、見る時間は30秒以上見ること
相手を見る時間は30秒以上見るのがおすすめです。なぜなら相手にじーっと見られることによって相手は不安な気持ちにをなっていきます
しかし、5 秒 10秒なら相手は気づかないこともありますので、最低でも30秒以上は無表情で見るのです。
また、相手から何を 「何なん!」「何じーっと見てんねん?!」 という感じで煽ってこられても「別に」とか「いいえ」と言うふうに、相手に反応するのではなく、ひたすら「じーっ」と見てあげてください。
最終的に30秒以上経った時に一声かけてあげたらいいのです
「00さん 暇なんですね」 この一言で終わります。これで相手が怒ってきたら「何怒ってるんですか?」と言いましょう。大人である以上暴力は出来ません。 あなたが、相手に侮辱的な言葉を言えるようになればそれで大丈夫です。
IC テープレコーダーを見せておく
相手が粗探しする時にICテープレコーダーをさっと目の前に出してみましょう。
IC テープレコーダーに残されることによって相手が不機嫌に思うならば、それ以上のことをあなたは言いません。
「それ何?」 って言われて 「テープレコーダーです。言われたことを忘れないようにしっかり記録に残すためです」って言えばいいのです。
別にこちらの悪いことは何もしておりません。悪いのは、あら探しをしてきている相手の方なのです。このパターンは上司や先輩などあなたより立場が上の人が粗探しをしてくる時に役に立つことが多いです。なぜなら、何かあった時にそれが証拠として残るからです
・「学習のため」と言う理由づけでICテープレコーダーを相手に見せるようにおきましょう
【第3章】あなたが、粗探しをしてしまう場合の改善方法
次にあなたが粗探しをしてしまう場合の解消方法をお伝えしていきます。
まずは休む
1つ目はまず休むことです。
あなたの日頃の時間管理を見直してみましょう。その中で睡眠時間や、あなたの好きなことをやる時間っていうのはどれぐらいあるでしょうか?1日または1週間を振り返って余裕のないスケジュールが組まれているのではないでしょうか?
あなた自身が余裕がなければ、色んな場所で自分のストレスをぶつけてしまうことがあります。相手の粗探しもその一つだと私は思います。
まず自分自身の体と心を休めて気持ちをリフレッシュするという時間を設けるように工夫していきましょう。睡眠と楽しむ時間をしっかり設けることが出来たら、あなたも余裕が出来て相手のマイナスな点ばかりを見なくなっていくでしょう。
大事なのは、自分を休ませてリラックスすることである
粗探しをやめると宣言する
2つ目はあなた自身が「粗探しをするのをやめる!!」と宣言することです
・ダイエットして10kg 痩せる
・試験で100点を取って合格するなど
目標はその人の勝手で作ることができます。
粗探しをやめる事も、あなたにとっては大きな目標の一つになるはずです
1日1日を振り返り、「今日は誰の粗探しをしてしまったか?」という数をカウントしておいてください。
1週間後、1ヶ月後に振り返ってどれだけの粗探しを減らし、改善されたかを評価し、数字に落とし込んで、粗探しを止めるようにしていきましょう。
記録に残してPDCAをすることで粗探しの癖がなくなるのです。
本気でやめるのであれば、決断と記録の振り返りで解決できる
自分を認めて褒める習慣をつくる
次は自分自身に優しくなってください。あら探しをしてしまう人の特徴として自分にも相手にも厳しいところがあります。
第1章で書いたように、ネガティブ思考の人が粗探しをしてしまう人が多いのです。ネガティブ思考になる方が多いのは、今までの生活環境が大きく影響するからだと思います。
出来なかったところを意識するのでなく、何ができたかに意識を持っていきましょう。それは小さなもので大丈夫です。
「歯磨きができた」「服が着替えることができた」、、、、これらは当たり前のことかもしれませんが、あなたの当たり前は他の人にとっては、すごいことでもあるのです。
「当たり前」という言葉を捨てて自分が今やってることはすごいことなんだと認識して自分自身のやっている行動 1つ1つに自分を認めてあげて褒めてあげるように習慣化していきましょう。
自分自身を褒めることが一番のご褒美。「当たり前」と言う言葉を捨てていこう!
相手を30点合格にしてあげる
最後は相手の合格基準を下げることです。相手の粗探しをするのは、あなたが相手に100点を求めているケースが高いことが多いのです。
あなたが要望していること、あなたが相手に求めてる事に対して30点、40点できてたらこの人はちゃんとやっていると考えられるようになれば、あなたは粗探しをやめるようになれるでしょう。また相手の成長を望むのであれば、30点、40点の点数のところを大きく褒めてあげてください。
褒めてあげることによって相手は30点から50点 60点と出来ることが増えていくはずです。大事なのは相手にダメなところを指摘する以上に相手が出来ているところをしっかり褒めてあげることです。そうするとダメだったところが徐々に改善していけるように相手は変わっていくことだと私は思います。
・相手に100点を求めないこと、点数を上げるためにも出来ているところを褒めてあげよう
最後に、、、、、
今回は粗探しをしてくる方に対しての対処法とあなた自身が粗探しをしてしまう時のアドバイスをさせていただきました。
人と人とのコミュニケーションはいくつになっても続いていくものです。
会社だけがコミュニケーションではありませんし、家族だけがコミュニケーションの場でもありません。
あなたの周りには必ずあなたを必要としてくれる人がたくさんいます。しかし、コミュニケーションが下手くそだったら、せっかくのチャンスも逃してしまう事もあるのです。
「相手を喜ばせることが自分の喜びだ」と思えるように日々楽しい生活を送れたら最高だと思いませんか?
粗探ししてくる人をしっかりと対応してストレスをなくす。また、あなたが相手の粗探しをしないようにお互いがハッピーになれるようにコミュニケーションを高めていきましょう。
今回は、以上にさせていただきます
あなたの可能性を信じて、、、、、
ではまたお会いしましょう
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