相槌(あいづち)の基本方法とちょっとしたテクニック

相槌は、コミュニケーションにおいて重要な役割を果たすものです。相槌をうまく使うことで、話し手の話を聞いていることや、共感していることを伝えることができます。

ところで、あなたは誰かに相槌の打ち方を学びましたか?義務教育では相槌は学びませんよね?しかし義務教育の中で相手とのコミュニケーションを行ってきた結果、勝手に培ってきたものだと思います。

それは素晴らしいことなのですが、逆手を取ると、義務教育期間中に人との付き合いが苦手だった、出来なかった人もいます。そのような方が大人になり社会に入っていく時にコミュニケーションが取るのが苦手というレッテルを貼ったまま社会人生活で苦しむのはもったいないと思います。

今回は、改めて相槌の基本や私が日頃意識しているテクニックなどを投稿していきます。

目次

相槌の打つポイントとテクニック

気に入られる相槌の打ち方には、以下のようなポイントがあります。

「はい」「うん」などの基本的な相槌を使う

相手が話をしている間に、適度な間隔で「はい」「うん」といった基本的な相槌を入れることで、話し手が話しやすくなります。相手が話をしている間に、無言で聞いていると相手に冷たく思われることがあるので、相槌を入れることが大切です。

また、ここでのテクニックがあります。
「はい」「うん」は必ず首を縦にしっかりと振るように動かして行ってください

体の動きのない相槌と、首を縦にうなずいてくれる相槌では、話している相手には聞いてもらえているという印象が大きく変わります。実際に誰かと相槌の練習が出来るのであればこの2つを比較してみてください。きっと相槌をしてもらっていても聞いてもらえていない感じがすると思います。

首の動き一つ入れるだけ相手に安心感を与えます。それをしっかり意識しましょう

「はい」「うん」を打つ時は、首を縦にしっかりと振るようにする

話し相手の言葉を繰り返す

2つ目は話し手の言葉を繰り返すことです。心理学用語ではミラーリングとかおうむ返しとも言われます。


相手が話している内容を繰り返すことで、相手が話をしていることを理解していることを示すことができます。

繰り返し話方の例
  • 相手:「昨日〇〇のお店に行って買い物をしてきたのよ」
    私 :「へえー、〇〇のお店に行ってきたんや」
  • 相手:「先日から給料があがったのよ!!」
    私 :「マジで!!給料があがったん?!おめでとう」
  • 相手:「昨日の晩御飯は焼肉とチャーハンでした」
    私 :「焼肉とチャーハンって、、、贅沢したんやな」

と、こんな感じで、相手が言った単語に対して、気になった部分を言い返してあげることです。そうすると、相手側も気になった言葉に対して、さらに話をしてくれるようになります。

ここでのポイントは、
相手の目を見て言葉を繰り返す事です。

実際に、相手の顔を見て言葉をくり返してあげるのと、あなたがスマホを見ながら言葉を繰り返してあげるのでは、相手としてはどちらが嬉しいと思いますか?考えることもなく前者だと私は思います。

しっかりと相手の話を聞いているよという雰囲気を出してあげてくださいね。

相手の目を見て言葉を繰り返すようにしましょう

話し手の感情に共感する

話し手が感情的な話をしている場合、相手の感情に共感することが大切です。

共感の例
  • 相手:「ちょっと聞いて!!さっきぶつかってきて舌打ちされたのよ!!」
    私 :「おお!嫌なやつと出会ったなー!!」
    相手:「そうやで、腹立つ!!」
  • 相手:「昨日、仕事で大きな失敗をしたわ・・・・」
    私 :「そっかぁ・・・・頑張ってたから悔しいね」
    相手:「うん・・・・・」
  • 相手:「実はーー宝くじ3等が当たったのよ」
    私 :「すげーーめったに当たるもんじゃないよ」
    相手:「めっちゃ嬉しいわーー」

と、こんな感じな会話です。

ここでのポイントは、文字では伝えにくいところがありますが、記号にあたる部分(!とか、・・・とか、ーーとか)を合わせることです。

相手がイライラしているのであれば、それに近い感情になってあげること、あくまでも近い感情です。

あなたの方が、エスカレートしたり、同等になってしまうと、相手の感情が抑えられてしまうことがあります。そこを気をつけていきましょう。

話口調を合わせてみましょう。ただし、あなたの方がエスカレートしすぎないよう気をつける事

話し手の話を補完する

話し手が言いたかったことが何か、話し手の意図を理解し、それに対して相槌を返すことが大切です。

話し方の補完の例
  • 相手:「電球を交換する時に、背が届かなくって、えっと、、ハシゴみたいなものに登ってやったから怖かった」
    私 :「脚立に乗ったんかな?二つ折りのハシゴみたいなやつ」
    相手:「あーそう!それそれ」

今回の例から見えることとして、相手が、曖昧な表現になっている部分があります。聞いていて「なんかこのセリフ、あいまいだなー。このことを言いたいのかな?」と感じたことがあれば、直接そこを質問してあげてください。

「それって00のこと?」という感じでやると効果的だと私は思います。

相手の会話でなんかあいまいだなーと感じたところを察知するように心がけよう

適度な間隔で相槌を入れる

相手が話をしている間に、適度な間隔で相槌を入れることが大切です。相槌を入れ過ぎると、話し手が話を続けにくくなりますし、逆に相槌が少ないと、相手に冷たく思われることがあります。適度な間隔で相槌を入れることで、話し手が話を続けやすくなると同時に、相手に好印象を与えることができます。

ここで、私が意識しているテクニックは、「ね」「よ」「は」「ん」で終わったときに相槌をうつことです。

ほとんどの会話では「ね」か「よ」か「は」か「ん」で会話が途切れると思います。それ以外の言葉で終わる時もあると思いますが、ここを意識をしています。会話の間にひたすら「はい」や「うん」を言っても逆にストレスになりますし、また多く打ちすぎたら相手の話が聞き取れないことも起こり得ます。ここを注意して行っていきましょう。

相手の会話の末尾が「ね」「よ」「は」「ん」で切れる時に相槌をうってあげよう

ジェスチャーやボディランゲージを意識する

最後は、あなた自身が体全身で相手の話を聞いている表現をしてあげましょう。

例えばですが、話を聞いている時に、面倒くさそうな表情で聞いていたら相手は話してくれるでしょうか?きっと途中で嫌な気にさせてしまうでしょう。

  • 話を聞く時は、基本は相手の顔を見ること
  • 話を聞く時は、笑顔や興味があるという顔で接すること
  • 返事をするときは、首をしっかり縦に振って接すること

まずは、この3つは基本です。しっかりやっていきましょう。

そして、体も動かして表現をしてあげると効果的です。

  • 嬉しい話の時は、手を叩いてあげたり、いいねポーズをしてあげる
  • 悩んでいる話の時は、一緒に悩んであげるポーズをしてあげる
  • 教えたいと思っている時は、メモをとってあげる行為をしてあげる

などです。

相手の話を聞く時は体全体で聞くイメージで相槌を打っていきましょう。

相手の話は体全身で聞いてみる。それが結果聞いてくれているように感じる

以上のポイントやテクニックを使って、相手に気に入られる相槌を打つことができます。相手に合わせた相槌を使い、相手の話に興味を持っている素振りを見せ、適切なタイミングで相槌を打ちながら、相手の話に対して質問を返すことで、相手とのコミュニケーションを深めることができます。

このように相手に気に入られる相槌の打ち方を意識することで、相手との会話がスムーズに進み、相手との信頼関係を築きやすくなります。

また、相槌だけでなく、相手の話に対して自分の意見や経験を交えることで、相手との共感を深めることができます。ただし、自分の話を押し付けることは避け、相手の話に対して関心を持ち、相手に対して丁寧な態度で接することが大切です。

人は自分が話をしたい、心地よく聞いてもらいたいものです。あなたのアドバイスが欲しいものではありません。自分の話や意見を言う時は「私の意見もちょっと言っていい?」と確認してから話してあげることが、相手としても受け入れ体制になってくれるでしょう。

相手に気に入られる相槌を打つためには、相手の話をしっかりと聞くことが必要です。相手の話を聞くということは、相手の話に興味を持つということであり、相手に対して尊重を示すことにも繋がります。相手の話に集中して、相手の気持ちや意見を理解することが大切です。

最後に、、、、、

色々と書きましたが、相槌を得意になるには

  1. 日々相槌に関して意識をしておくこと
  2. 相手の表情や反応をしっかり意識しておくこと

この2つは基本になります。

自己満足になっていないかを日々見つめ直して、修正して上手く出来るようにしていきましょう。

そして、相手も人間であり、十人十色です。Aさんにはこの相槌でうまく行ったが、Bさんにはうまくいかなかったというケースが大いにあります。相手のそのときの心境やあなたと相手との信頼距離がどんなものでも変わってきます。これは、仲のいい相手との会話と、緊張が走る年上の方とのコミュニケーションでの違いなどですね。

まずは、身の回りの家族からでも練習して色々な方と会話する機会を増やして練習していきましょう。

最初から100点はとれません。とれたらそれはあなたにとって簡単なことです。うまくまでとことんやっていきましょうね。

本日はここまでにします。
あなたの可能性を信じて、、、、、、

ではまたお会いしましょう。

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