今回の内容は、私自身のうつ病を患ってリハビリの一環として行ったメタ認知のトレーニングです。「メタ認知 トレーニング」などで調べた方には、他とサイトと違い参考文献などはありません。一人の体験談として見てもらえると幸いです。気持ちに余裕がない私がどうやって自分を客観的に見れるようにしたか?このあたりをお伝えしていきます。
メタ認知とは
まず、メタ認知とは、一言で言うと自分自身を第3者の視点で客観的に認識することです。
幽体離脱してもう一人の自分を見ているような感じですね。
自分自身を客観的に認識することで、
- 主観的な視点と客観的な視点が身に付く
- 相手の行動や意図を読み取れる
- 自分の長所や短所が把握でき、解消される
- 冷静な判断が出来るようになる
などのメリットがあげられます。
【注意】:メタ認知トレーニングをやる前に
メリットを見て、自分自身のコミュニケーションアップに役立ちそうだと思われた方もいると思います。
ただその前に、このメタ認知トレーニングをやろうとしている人で、このような理由で興味ややってみようと思われている人はいませんか?
「上司や家族、友人など、誰かから勧められたから」
もし、このような理由でメタ認知を身につけようと思われているのであれば、一旦やめておいてください。
その理由としては、
相手はあなたに変わって欲しいと思っているからです。
これは、逆手に取ると、
「あなたが変われば、私はやりやすい」といった、相手側の勝手だからです。
メタ認知がしっかり出来る上司や仲間なら、積極的に「あなたにメタ認知をした方がいいよ」とは、絶対に言いません。
こちらから「どうしたら短所を改善したらいいですか?」とか「どうしたら感情的にならないようになりますか?」と、あなたから質問をして、メタ認知を鍛えた方がいいと言われた場合に始めて、メタ認知力があがると私は思います。
あなたの行動は主体的な行動ですか?それとも誰かから言われたからの受動的な行動ですか?
主体的に学んでみたいと思われた方だけ、次に進んでください。
メタ認知トレーニングをする前にやること【準備編】
では、次にメタ認知トレーニングをする前に用意して貰うものがあります。
自分に正直になる時間
1つめは自分に正直になる時間を作ることです。
メタ認知のトレーニングを行う時に前提として、自分を見つめ直す時間を設けることが大切です。
第3者の視点で自分自身をみれるためにも、常日頃追いかけられるような時間設定の毎日ではトレーニングをやるのは不可能でしょう。
朝の10分でもいい、または寝る10分でもいい。誰にも邪魔されない空間。仕事のことの反省ではなく、自分の本音を自分自身に語ることが出来る空間を作ってください。
メンター
2つ目はメンターを決めることです。
あなたはには、あの人のようになりたいと思える人はいますか?
親、あなたの職場の上司、有名人、著者または映画や漫画の主人公などです。
あなたがメタ認知をする意味は、自分自身を客観的にみる力もそうですが、仕事や対人関係においてうまくするためだと思います。
それならば、客観的にみて、私はあの人(メンター)のように演じているか?
これを常に自問自答する習慣をつけて欲しいのです。
だからこそ、まずはメンターを見つけていきましょう。
メンターは一人にこだわる必要はありません。いろんな分野のなりたい人を見つけて、試していくことも大事です。
ちなみに私の場合は、振る舞い方を福山雅治、相手の笑わし方に松本人志をメンターにしております(笑)
テーマとゴール
3つめはテーマとゴールを決めることです。
そもそもメタ認知を鍛えたいと思った理由は何でしょうか?そして、それをいつまでやりますか?
ゴールのない目標設定は続かない物です。必ず、「いついつまで挑戦してみる」と言う終了日を決めておきましょう。3日坊主になるのを防ぐとこと、また一度中断したとしても、この日まではとりあえずやり抜くと決断しましょう。
また、テーマを決めるとは、例えば元気に挨拶をする決めるとします。そしたら、自分に何かしらのトラブルが降り注いだ時に、「このトラブルは、今のテーマと何か関係があるのか?」と自問自答をしてください。
テーマと全く無関係のものなら、そのまま自分が決めたテーマを貫けばいいのです。そしてほとんどが、自分が決めたテーマと無関係な出来事が多いことがわかると思います。
日々、何かしらのテーマを考えていたら、そこまで敏感に相手の行動に反応しなくなると思います。
笑えるもの
4つめは笑えるものを用意しておくです。
気持ちに余裕がない時にメタ認知をやろうとしても、うまくいかないものです。それが出来るのならあなたはすでにメタ認知がうまくできていると認めてもいいと思います。
気持ちに余裕を持たせるためにも心から笑うことが大事になってきます。
自分の力で無理やり笑っても、それはかえってストレスになります。誰かの面白かったネタを振り返ったり、動画を見直したり、お気に入りの番組を用意しておいてほしいのです。
人は、困難であっても笑えるだけの力があればなんとかなります。笑いにはそれだけの希望があるからです。
気持ちに余裕を持った状態でメタ認知トレーニングは行ってくださいね。その余裕を持たせるためにも常に笑えるものを探す習慣があれば、さらにいいですね。
メタ認知トレーニング方法
それでは、ここからは、メタ認知トレーニングについて書いていきます。
その前に、、
一般的な方法として、次のようなものがあります
- マインドフルネスを行う
- セルフモニタリングを行う
- 認知行動療法をする
などです。今回行う方法はこれらの一部を行なっているとか、被っているところがあると思いますが、私なりの言い方で行なっていきます。
1日1回は笑えるものを見る、聞く
1つ目は、1日1回は笑えるものを見る事です。
準備編で笑えるものを用意すると書きました。今回はそれを使います
これが、トレーニングなのかと疑問を持つ方もいると思いますが、笑えるものを探す事や、それを見る事も時間を使います。
忙しい人に限り、これらの行為が時間の無駄と思う人もいます。
しかし、体を鍛えるかのように楽観的になるためにも笑う事も大切です。
そして、笑いを見ていく中で、あなたも相手が言ったセリフに対して、面白く返すボケが出来るようになったり、ノリの良い人になっていくのです。
ノリのいい人やユーモアなことが言える人は、他人からも好かれます。結局はイライラしている人は負けるのです。
私のおすすめは、聞き流せる作業用のお笑いです。
youtubeなどで、芸人さんのトークをまとめたやつがありますので、それを通勤時や朝の準備中に10分程度聞いてます。
メタ認知を鍛えるためには、気持ちに余裕がないと絶対に出来ません。だからこそ日々何かしらで自分を笑わせることが出来るように鍛えておきましょう。
全て学ぶに徹底する
2つ目は全て学ぶに徹底することです。「へぇーなんでだろう?」と言うセリフを自分に言い聞かせるトレーニングをしてみてください。
相手に何かを言われて怒りや恐れなどの感情になってしまう事を改善するためにメタ認知を行っているとします。なぜ、相手に言われて感情的になるかと言うと、あなたにとって相手が危険な人物か、あなたが思っているように動いてくれなかったと認識しているからです。
これを、見方を変えることです。この言葉から、この行動から何を収穫できるだろうと、常に興味関心を持つように意識をしていくトレーニングをしていきます。
結局の所、相手も質問や意見を言ってくる人に対してはあなたに対する見方が変わり、深い関係になっていけると私は思います。
感情はあなたが勝手に作ったものです。それなら怒りや恐れではなく、「へぇーなんでだろう?」と興味関心で学ぶようにしてみてください。学ぼうと思えばどんな人、どんな事でも収穫があります。
不満を吐き出す
最後は、不満を吐き出すトレーニングをする事です。
準備編の自分に正直になる時間を作るがここに該当します。
色々とトレーニングをしてきましたが、その中でも必ず「不満」という問題・課題が現れてくるはずです。
不満を放ったらかしすることは一番NGです。
暴飲、暴食などして紛らわせるようなことはやってませんか?
毎日、何に不満があったのかを明確にして、それをしっかりと見つめ合う事です。その日に解決ができなくてもいいです。大切なのは、自分の気持ちとしっかりと紙に落とし込む事です。
書いていくなかで、何かしらの行動することが見えてくる事も多いにあります。正直になることで頭の中にあるストレスを吐き出しましょう。
不満がない日でも、自分自身に正直になる時間は必ず作っておいてください。不満がなくて本当に幸せです。と言える日が続くようになると、あなたはもう認知する力が出来上がっている証拠です。そして、どれだけいい日が続いたかも大きな自慢になるはずです。
正直になるトレーニング、ぜひやってみてください。
最後に、、、、、
欠点というと、マイナスな点と評価しがちです。しかし私からいうと、欠点は「欠かせない点」などです。
つまり、あなたという個性・魅力なのです。
相手の短所を認めることが出来て、始めて友達だよ
あなたの短所を突っ込んでくる人は、ただの未熟なのかもしれない
恋愛なら、相手のことが好きになったら、自分が変わるよね?
ビジネスでも子育てでも一緒だよ。自分が変わりたい時に変わろうね。
私の場合はうつ病のリハビリの一つとして取り入れました。あなたも適応障害やうつ病を患っているのであれば、一参考にしてもらい、社会復帰の手助けにしてもらえたら嬉しいです。
また、あなたの価値や可能性は無限大です。同じ1日なら笑える解釈が出来て過ごせるよう楽しんでいきましょう。
本日はここまでです。
あなたの可能性を信じて・・・・・
では、またお会いしましょう
コメント