今回は「適応力をあげたい」または「適応力 高める」などで検索していただきた方に読んで頂きたいです。
現代社会では、適応力が必要であると言われ、適応力を高めるためにコミュニケーションの力をアップしようとか、自己肯定感を高めようとか、楽観的になろうと言う感じに教わったり、ネットの情報を手に入れたりしてませんか?
実際にそれであっているのですが、
「じゃあ、具体的に何をすればいい?」という気持ちになったりはしませんでしたか?
具体例が書いてある記事や明確に教えてくれる先輩などがいればいいのですが、その部分が曖昧にしか答えてくれていないことが多いことを話に聞きます。
今回は、適応力が弱い人の特徴や身近な習慣から適応力を上げるトレーニング方法を3つをメインに紹介いきます。
適応力とは?
適応力とは、
一言で言うと、環境の変化に柔軟に対応できる力だと私は定義します。
健康面で言うと、明るい場所から暗い場所に移動した時、最初は何も見えないですが、徐々にその暗さに慣れて、その暗さの中でも視界が見える力であったり、
暑い日には汗をかいて体温調節したり、ボールが飛んできたら咄嗟に避ける行為なども、体が勝手にやってくれる適応力なのです。
暑さ寒さや明るさ暗さなどは、あなたの体が勝手にしてくれるが、生活環境の変化、人間関係の変化はあなたの努力が必要です。
- 物価が年々上昇し、生活負担が変わること
- 部下の成長により、自分のポジションが変わること
- 再転職して、新しい職場の雰囲気になること
- 海外に転勤になり、会話を始め、食生活や気候が変わること
など、今、思いつくことだけでもこれだけ出てきます。
20代前半までは学生で環境を置くことが多いため、1年のクラス変えに始まり、3、4年で卒業・入学を繰り返すことで、環境の変化の練習をしてきましたが、そのような変化を繰り返す練習がなくなった30代以降は適応力が衰えていくとも言われます。
もともと人間は安定している方が楽で安心なため、変化を伴うことは苦手なものです。
次の「適応能力がない人の特徴」をみて、あなたも該当しているかぜひチェックしてみて下さい。
適応能力がない人の特徴
それでは、適応能力がない人の特徴を挙げていきます。
1、保守的
1つ目は保守的な人です。何かに挑戦することが好きでないことや、勝ち負けにこだわり、失敗や負けることを恐れる人は、結局のところ何もしないのが安全と考え、何も行動に移さなず、何も変えることが出来ません。場面場面でどのように対応すればいいかをネットで調べて習得するよりも、身に体験することが断然いいのです。
2、自分勝手
2つ目は自分勝手です。相手の立場やルールがストレスになり、自分流で何かをやっていたり、自分の意見が通らないとイライラしてしまうだけでは、適応力がないと評価されます。
3、文句から入る
3つ目は文句(もんく)から入り人ですね。職場や家庭で、急に「明日からはこのようなルールでいきます」と言った指示・命令が行われることがあります。
それに対して、グチグチ文句を言っても何も環境は変化しません。与えられたルールで勝利することが、適応力があると評価されるからです。
4、誰かに頼んでいることが多い
家のことは親に、お金のことは嫁に、仕事の雑務は部下にという感じで、あなたの身の回りのことを誰かにお願いしていることが多く、お願いした業務に全く振り向かないような生活を送ってたら、いざその人がいなくなると何も出来ない自分になっていては大変です。
これは、適応力が高いのではなく、ただただお願いできる相手がいるだけで、その相手があなたのわがままを受け入れてくれるだけです。
いざ、お願いがいできる人がいなくなっても、自分一人になってもこれらのことはできる体制にしておくことにしておきましょう。
適応力のトレーニング
適応力トレーニングのキーワード
「適応力を高める方法」と検索すると、
自己肯定感をあげるとか楽観的になるとか、勉強するとか人それぞれで意見がありますが、今回はこれらを無視します。
トレーニングを行うに当たって、適応力を上げるキーワードを伝えておきます。
ー 適応力トレーニングのキーワード ー
- 相手を理解する
- 自分の体験材料を増やす
- 対策を練る習慣をつける
この3つが適応力に必要な力です。
まずはこの3つだけに意識して集中してください。
そして、次に発表するトレーニングはあくまで1例です。誰でも知っているものかつ、誰もが普段の生活でできそうなトレーニングを説明していきます。
適応力トレーニング その1
1、カードゲーム(UNO)
1つ目のオススメはカードゲームです。様々なカードゲームがありますが、私はUNOをお勧めします。 UNOは、いろいろな4色の数字及び記号が入ったカードおよび、特別なカードが入っており、同じ色や同じ数字のものを出していき、自分の手持ちカードがなくなれば勝ちのゲームです。
UNOをやっていて感じることは、持っているカードと相手が出したカードに対して、どういう戦略を立てると相手より先に勝つことができるかを考えるゲームです。
この「持っているカードと相手が出したカードに対して戦略を立てる」方法が、適応力に役に立ちます。
人生もいつ、どんなことが起こるかわかりません。予想をしていないことが起こるから冷静さが欠けて、不安になったりイライラしたりするのです。なので、予想する練習をすればいいのです。
UNOでも、相手からのまさかと脅かすようなカードを出されるものです。それに一喜一憂していては勝てません。相手からの攻撃を受けてもその後にどのように戦略を立てるかで勝てる試合になるのです。
カードゲームで値段もそんなに高くはありません。家族や友人、昼休みに職場の同僚とやってみるのもおすすめです。
カードゲームをして日々変わる状況においての戦略を立てる練習をしましょう。
適応力トレーニング その2
2、ものまね
2つ目はものまねです。
ものまねができる人は、相手の特性をよく見ています。相手のことを知らなければ似た行動は出来ても、第3者から似ているという評価はいただけないでしょう。
そして、相手の動きや表情、喋り方その辺をチェックして同じようにものまねをやってみて欲しいのです。そうすると、相手の気持ちがわかってくることがあります。
- 大きくガッツポーズをしている人は興奮しています
- 背中を丸くして震えている人は、暑がりではないです
- 膝に手を当てて、前屈みで歩いていると、猫背になってきます。
なので、あなたがもし、ピリピリしている上司を苦手としているならば、ピリピリしていることに怯えるのではなく、あなたも一度上司のものまねをしてなぜピリピリしているかをモノマネをして観察してみてください。
そうすると、上司の気持ちも理解することができるでしょう。「ピリピリしているから、私は怒られる。」と勝手な解釈をしないでね。
自分が体験し、相手を理解する習慣が適応力として必ず身につくでしょう。
ピリピリしているのは、自分に自信がないからなんだなとか、
ピリピリしているのは朝から家庭で何か腹立つことがあったんだなとか、
モノマネをすることで第3者視線を作り上げてください。
適応力トレーニング その3
3、ソロ活
3つ目はソロ活です。適応力を上げる方法の一つに、「新しいことにチャレンジをする」ことが挙げられます。しかし、このチャレンジはソロ(一人)で何かの活動をして欲しいのが私の意見です。
この活動はボランティアでもいいし、遊園地や観光地に行くのもでもいいです。
ここで大事なのはあなたの初体験を増やすことと、そこで出会う人と簡単な会話をすることのです。
同じ環境で、同じようなことをしている人どおしなら、話が会いやすいです。話が出来る人が増えると、いろんな場面での課題も、楽しく挑戦出来るようになります。
また、新しい仲間が出来たり、体験を行った場所で耳寄りな情報を得られる可能性もあります。
結果、あなたの経験材料が増えて適応力が上がってくるはずです。
いきなり何かにソロ活をやるのは難しいと思う方は、まずは今興味があることや、今やっている趣味などの延長にありそうなものに当たってみてください。
きっと、その先に楽しい収穫が得られると思います。
最後に・・・・・
「変化に対応していけないと生きていけない」
それはわかっていることだと思います。しかし、自分が安心領域にいる間は、変化が出ていても、そこまで目を向けないことが多いです。
結果、じわじわとその変化に対応できなくなってしまっている。それが柔軟性のない大人として生きていくことになる。
「昔は良かった」・・・この言葉が意味しているのは、「あなたが挑戦してこなかった結果」なのです。
「昔よりも幸せになった」この言葉が言える人生を送りたいですね。
100点の適応力とは何かはわかりませんが、
『相手を理解し、自分の体験材料を増やし、対策を練る習慣をつける』
この言葉を覚えてくれてたら、きっとその場その場での適応力のレベルがアップしてくれるでしょう。
ひとつずつ、あなたが出来るトレーニングをやってみてください。
本日はここまでです。
あなたの可能性を信じて・・・・・
では、またお会いしましょう。
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