今回の内容は「イエスバット法」について、私が思っていることを書いていきます。
今回、興味本位でイエスバット法について調べていたのですが、世間的には
- 「イエスバット法はもう古い」
- 「イエスバット法よりいい方法がある」
- 「イエスバット法を使うと相手の機嫌を損なわせてしまう」
などが、書いてありました。
確かに、2つ目の「イエスバット法よりいい方法がある」ということは時代ともに変化して出てきてもおかしくはないです。むしろ時代の流れが速いからこそよりいいものが作り上げられることはうれしいことです。
しかし、どうでしょう?だからと言ってイエスバット法は古いから使わない方がいいのでしょうか?私はこの意見には反対です。
だって、イエスバット法は自分の魅力を上げるには適しているからです。
「・・・・・はぁ?」と思うかもしれません。ではここからはイエスバット法についての考え方とまだまだ使える理由を挙げていきます。
イエスバット法の課題点
イエスバット法の最大の課題は、否定されたことで相手に不快に思わせることだと私は思います。
なので、
結論から言うと、不快にさせないようにすればいいのです。
色んなノウハウがありますが、あれやこれやと書いても知識だけたまるだけで経験には変わらないので、この2つだけを今回は覚えて実践してみてください。
イエスバット法のコツ
コツは次の2つです。
- イエスバット法は説明やプレゼンの時点で使う
- 対話でイエスバット法を使う時は、バットの後にこちらの理由を言ってはいけない
では、順番に追って説明していきましょう。
イエスバット法は説明やプレゼンの時点で使う
あなたがお客様だとします。イエスバット法で相手に不快にさせないために行う方法として、あなたから出てきそうな質問や問題点を先に説明する時につぶしておくと言う事です。
「よくある質問・不安点として・・・・・があります。しかしこういう理由があってメリットがあるからこそこのプランにしております。」
こんな文言を説明時に伝えることです。
ここで大事なのは、『あなたの意見』を否定しているのではなく、『みんなの意見』に否定して説明しているよというニュアンスを入れることです。
対面で「違います」と言われると人格まで否定されたと感じてしまう事があります。それを防ぐために「第3者の意見」に対して「違います」と言うてるように見せることで、お客様であるあなたも一つ外から見て冷静に判断できるようになります。
結論として、対話の中で生じる相手からの不安や問題点には基本イエスバット法使わないように心がけましょう。
イエスバット法は自分の説明の中で使う事。前もって相手が言ってきそうな不安点をつぶしておこう
対話でのイエスバット法を使う時は、バットの後にすぐ理由を言ってはいけない
これ、よくやってる人多いです。もちろん理由を言うのが正解かもしれません。だけど、バットの後にいう台詞は決まっています。
それは、相手に「どういう事?」と思わせているかどうかです。
結論から言うと、「これ落とし穴だらけです」「ここが面白いんですよ」という文言を使う事です。
ー NGな例 ー
「確かにわが社の商品は他の商品より値段が高いです。しかし、AとBのいい材料を使っているのですので本来ならこれくらいするのですが、これだけで済んでいるんです。」
これならただただ、こちらの主張を言っているだけであり、相手もなんか跳ね返されたように感じて相手の感情に響きません。
では、こんな感じにすればいかがでしょうか?
ー見本例ー
「確かにわが社の商品は他の商品より値段が高いです。しかし、これには面白い理由があるんですよー。これ聞くと『こんだけの事がこれで済んでいるんやー』と納得してもらえると思いますよ。」
これなら、「何それ?どういう事?」と思ってもらえたかなと思います。
こちらの主張よりも相手の興味関心を打ち出せるように聞こえるし、相手も批判されたという印象が薄れます。
だれも批判はされたくありません。だからこそバットの後に批判ではなく、興味関心へつながるようにもっていけるようにしていきましょう。
「批判された」と思わせないような文言で、「興味関心」につなげられる言葉をバットの後に使おう
最後に・・・・・
いかがでしょうか?冒頭で「イエスバット法は自分の魅力を上げるには適した方法」と書きました。やり方や場面を変えるだけでこの方法は、この人なら安心できるという魅力に変わるのです。
また、他のサイトを見ると、あれやこれやとやり方に対して5つ、6つとポイントが書いてあるのが多いですが、今回はあえて2つに絞ってみました。
なぜなら、損得勘定で見てしまって、結局のところ見て満足にならないようにするためです。
2つなら忘れることも少ないし、見直すにも手軽です。
これらのビジネスやコミュニケーションで使う技法は、何事でも繰り返し実践することで、身につくものです。1回出来てたら次も出来るとは思いません。
何回も何回も練習して相手に納得してもらえるような説明・会話が出来るようにしていきましょう。
あなたの可能性を信じて・・・・・
では、またお会いしましょう。
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