鍼灸整骨院で長く働いていると、数多くの患者さんがお見えになります。
「患者さん」という響きから、我々のところにお見えになられる方は何かしらの痛みをもってご来院されるため、痛い表情や辛い表情で起こしになるのが基本多いです。
ただその中でも、「この患者さんは接しやすい」と内心思って施術をするケースがあります。ここでいう接しやすいとは、我々がストレスを感じにくい人であります。
また、先生の立場としても、好かれる先生と、あまり好かれない先生に分かれてしまいます。
これは、『改善させる』という結果が一緒の場合、院長などの『肩書』に関係なく、『人柄』で好かれている点です。
この「接しやすい患者さん」と「好かれる先生」にはいろいろな共通点があります。
今回はこの共通点をお伝えしていきます。
この共通点をあなたのキャラクターつくりに一つ入れてみてください。
失敗・トラブルを笑いに変えて話すことが出来る
1つ目は失敗を笑いに変えて話すことが出来るということです。
業務内容に関する失敗はもちろんNGですが、ちょっとした会話の中で、笑える失敗談を話したり、ちょっとした失敗な出来事を笑いに変えることが出来る事に長けています。
ここでいう「ちょっとした失敗」は人それぞれになるのですが、
私の場合は、単語の間違い、案内の間違い、電気がつかないなど、すぐに改善が可能なものを基準としています。
上記の場合の例として、電気がつかないというトラブルにあったとしましょう
「今日は昼間からナイトパーティをしろってことですかね」
「今から人間が初めて電気がついた時と同じような体験が出来そうですね」
とかで場を和ませます。
なお、ちょっとした失敗は仕事の内容で変わるのであなたの基準を決めて行動を行ってください。
余裕の顔が出来る
良く好かれる人は笑顔が出来る人と書いてあることが多いですが、私はこれに関してはさらに上があると思います。それが、余裕の顔が出来る人です。
笑顔が出来る人は素敵ですが、どことなく余裕がある顔の人の方が安心して頼られることが多いです。
また、患者さんを見ても、余裕のある患者さんがおられます。おそらく、前に経験をしたことがある症状だからとか、痛みが生じることで損失どれくらいあるのかを把握しているからだと私は思います。
『余裕』の反対は『焦り』です。焦っている人を見て声をかけるのは難しく、こちら側が心配する時くらいしか声をかけずらいはずです。
また、笑顔の場合「作り笑顔」を演じることがあります。私は「作り笑顔」は反対派です。
無理に笑うのは、1日が終わるころにはものすごく疲れが溜まり、また人によってはストレス過多になりうつ様症状が出ることもあります。
余裕に見せるには、「経験」か「準備」か「助けてもらえる仲間」が必要です。この3つであなたが1つでも持てるようになれば、あなたにも余裕が生まれます。
「困ったなーでも大丈夫、私は(経験・準備・仲間)があるから」と自分自身に唱えられるようになれば、あなたはきっと余裕の顔が作れるようになっているでしょう。
余裕な自分を作り上げるようにやっていきましょう。
質問が出来る
好かれる人の特徴として、相手によく話をさせるスキルが高いと私は思います。その中で相手に話をさせることが出来る人は、いい質問を持っています。
相手との会話をするときに、相手側に興味・関心がないと質問が出来ません。そのためにもこちらから3つほどお題を考えておくことをお勧めします。
ただNGな質問もあります。それは、相手を攻める質問です。
・なぜこんなことになった?
・どうしてあなたはこれが出来ないの?
当たり前の事ですが、意外にやってしまいがちです。
私がよくやる質問としては、
・ニュースでやっていたこと
・他の人との会話でお題になったこと
などを、あまり知らない感じで質問します。ポイントはあまり知らない感じです。
あなたが、その件に関して100%知っていても知らない感じで相手の会話に耳を向けてあげること、そうすると相手も教えてあげたという達成感が満たされて、あなたに好意を持ってくれます。
知らない人という演者をつくり、相手の会話を盛り上げてみてください
自慢ではなく、夢を語れることが出来る
自慢は今まで自分がやってきたこと、夢はこれから自分がやっていくこと
このように私は考えます。
そして、今までの過去をどんな苦労があったとか、どんなすごいことをしたのかとかを語るのは
相手にとってはどうでもいいことです。むしろ聞きたくない要素になりやすいです。
昔の自慢話ばかりする人あなたのまわりにもいるのではないでしょうか?
その方をみてあなたはどう思いますか?
ほとんどの人が「はいはい、もういいです」と感じるはずです。
一方、夢が語れる人は輝いて見えます。これは年齢関係ありませんし夢の大きさも関係ありません。そもそも人の夢に大小もありませんしね。
膝の痛みが主訴の80代のご高齢の方が語った夢として、「もう一度歩いて富士山を登りたい。自分の足で行くことに意味があるから、あの達成感を味わいたい」でした。
結果この方は、ひざの痛みは完璧には取り切れなかったですが、無事富士山を登ることが出来ました。
若い子や大きなビジネスをしている人だけが夢を語れるわけではありません。
今の現状を打破したい、そのためにこれをやりたいと語れる人には魅力を感じます。あなたも何か成し遂げたい夢を誰かに語ってみましょう。
「ありがとうございます」の前か後に一言入れることが出来る。
よく、「ありがとうございます」の感謝を入れることが相手に良い印象を与えるといわれます。
ただ、私から言えばほとんどの人がこれくらいの事をやれており、そこまで「ありがとう」を言われたから相手に好印象を与えるとは思いません。もちろん何かやってもらいながら何も言わないのはNGです。
そこで、おすすめは「ありがとうございます」の前か後に一言付け加えることです。
- 「ありがとうございます。本当に助かりました」
- 「いやーめちゃくちゃ面白かったです。ありがとうございます」
- 「ありがとうございます。○○さん、さすがですね」
という風に、ただただありがとうございますを伝えるよりも効果的です。
これは、チャットやメールでも一緒です。スタンプや簡単な言葉をあげるよりも、相手を褒める言葉を一つ加えたメッセージの方が相手にも好印象を与えます。
NGとしては、目の前の簡単なものをやってもらった時は一言を加えないことです。
「そこにあるハサミをとって」とあなたが頼んで、とってもらった際に「ありがとう、さすがですね」とは言わないと思います。
この簡単なものの基準は人それぞれで難しいと思いますが、一言付け加えるのが難しい場面は別に一言つけなくてもいいかという軽い気持ちで考えてもらうくらいで十分です。
最後に・・・・
全員に好かれようと考えるとただただあなたがしんどくなるだけです。どんな場面でもアンチの方はいます。
この人に好かれたいと思っても、相手が心を開いてくれていなければ結果は一緒です。
ある程度やってみて変わらなかったら、あなたの努力が足りないのか?相手が拒んでいるかです。
何かいい方法があるはずと追求してもいいのですが、あなた自身がそれで体を壊さないようにだけは
気を付けて行動してくださいね
無理を演じない事、好かれなかったら相手が悪いと考えよう。
今回はここまでにします。
あなたの可能性を信じて・・・・
ではまたお会いしましょう
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