「全ての悩みは対人関係にある」という言葉があります。
それにあたり、今回の内容は相手に嫌われる呼び方です。
当たり前のように思うかもしれませんが、意外に出来ていない
それが、相手に対する呼び方です。
呼び方ひとつで相手との距離を近づこうという思いで行っている人も見られるが、
呼び方ひとつであなたが嫌われることもあり、最悪の場合「パワハラ」として扱われることだってあります。
・ 自分たちが入社した頃はこうだった
・ わが社の文化だ
・ 呼び方ひとつでいちいちうるさい
このようにお考えなら、社会人として誰もあなたについてきてくれない、仕事や行事ごと以外の
場面での付き合いが難しくなるでしょう。
今回のケースは上司部下と関係であなたが上司だった場合ならという設定で説明していきます。
呼び方ひとつで「パワハラ」になる
上司がNGな部下の呼び方
それでは、ここからはNGな呼び方を4つ紹介していきます。
①「おい」「お前」「君」
まず、あなたのまわりにいる人はロボットやあなたの奴隷ではありません。
あなたもそうだと思いますが、
労働に対して給料をいただいているのであって、
給料の為に奴隷になっているのはないはずです。
あなたはお前と呼ばれて嬉しいですか?
ましてや、距離感が縮まってない人から呼ばれて嬉しいですか?
答えがNOならとっととやめましょう。
また、この答えにYESなら
あなたが言った人を尊敬しているか、ただの「どM」かです。
呼び捨て
これも不快ですね。年をとればとるほど「呼び捨て」されるほど
カチンと来ます。(これは私だけかもしれませんが)
「捨てる」の漢字は入るように「捨てられている=人として見下している」という感じを抱きます。
体育会系で呼び捨てで呼ばれていた事もあったかもしれません。
しかし、今は上下関係が厳しい部活をしているわけではありません
みんなが結果を出す活動をしているという認識を持って接触をしてみてください
あなたが勝手につけたニックネーム
ニックネームをつけると相手との距離が近づくと考え、
あなたが言い易い風にニックネームをつけることもあります。これもNGです
ここでいうニックネームには、物やアニメのキャラなどの何かしらの単語で言い換えるだけでなく、
名前の短縮なども含みます。
例えば、私、かずのりさんの場合、頭2文字で「カズ」とか「かずっち」とか「かずやん」とか付けられることがあります。
ニックネームはあなたがつけるものではありません。
相手の同意なくニックネームをつけることは、図々しい以外何者でもありません。
絶対にやめましょう。
社員同士で呼び合っているニックネーム
社員どおしが、ニックネームで呼び合っているから、自分も彼らにニックネームで声かけるのもNGです
なぜなら、社員どおしの関係と、あなたとその社員との関係は全く違うからです。
このような場合、あなたは彼らをニックネームで呼ぶことがあっても、彼らはあなたのことをニックネームで呼び返すことはないでしょう? 礼儀正しく「○○さん」と呼んでくれるでしょう。
結果的に「あの上司はなれなれしい、うっとうしい」に結びつくリスクがあります。
注意しましょう。
上司から部下への呼び方
それではどうやって周りと接触していけばいいのでしょうか?
私の意見としては次の通りになります。
「○○さん」「○○くん」「○○ちゃん」で会話することで十分
「○○さん」「○○くん」「○○ちゃん」で呼ぶと、よそよそしくて距離感があるとの意見もあるのですが、それは言い訳だと私は思います。
お客様や、取引先の相手に対して、ニックネームで呼ぶことはないはずです。
そして、相手との距離を近づけたいのなら、日々の接触回数を増やすことです。
挨拶からはじまり、1日1回相手を笑わせるそんな気持ちで相手との接触してみてください。
きっと相手から徐々に心を開いてくれてあなたの事を笑わせに来てくれるはずです。
そのレベルまで達するように接触回数を増やしていきましょう。
ー 子供に「さん」づけで話してくれる先生 ー
私には小学生の子供がいます。そして今通っている小学校の先生は、1年性の時から男の子、女の子関係なく「さん」づけで話をしてくださります。
これに対して不快な感じは全くしませんでした。むしろ、1人1人を大事に見てくれているとの印象があります。
男の子だから「○○くん」。女の子だから「××ちゃん」という概念は
トランスジェンダーの概念の元、今の時代にはそぐわないです。
また、相手が子供だからという見方はしないという概念。つまり「子供は親や大人のいいなりではない」ということ。「子供も一人の人間として平等に接していきたいから『さん』で呼びます」という学校側の意見に
この学校に子供を預けて安心するという気持ちになりました。
相手との距離は相手をどれだけ尊敬するかで決まると私は思います。
子供だけでなく、大人でも一緒です。年上・年下関係なく相手を尊重する意識がしっかりもっていきましょう
ニックネームで呼ぶときは「なんて呼べばいい?」と確認・同意をする
「同じ苗字の人がいる」「名前が長い」などがある場合、これはニックネームで呼ぶことになるでしょう。
ただ、この時でも必ず相手側に「なんて呼べばいい?」と確認をしてください。
ここでほとんどの人が「何でもいいですよ」とか「お任せします」で返事をしてくれると思いますが、
ここでも、あなたが勝手にニックネームをつけるのではなく、相手側に「今までは何て呼ばれてた?」と質問し、それに合わせるようにしてあげてください。
ニックネームで呼ぶなら、立場は平等で・・
私がいつも思う疑問点として、上の立場の人は部下にニックネームで呼ぶが、下の立場の人は上の人にはニックネームを使わず「肩書」か「苗字」で呼びます。
結局はニックネームで呼ぶこと = マウントをとる
という仕組みになっています。
ニックネームはお互いが平等の立場であるという認識をあなた自身が持つように心がけることです。
部下から「○○さん」と呼ばれたら、「●●って呼んでね」とあなた自身のニックネームを伝えて
お互いがニックネームで呼び合えるつながりになるようにしていきましょう。
最後に・・
あなたは、職場でどのような関係を保ちたいですか?
・ あなた優位のマウントをとりたい関係を保ちたいですか?
・ みんなが安心して働ける関係を保ちたいですか?
前者の場合なら今回の話は無駄に終わることでしょう。
人間関係は男女ともに会社を辞めたい理由ベスト3に入ります。
労働時間が長い、給与が低い、人間関係がしんどい、やりたい仕事が出来てない
これらのうち何が一番改善しやすいかと言えば、人間関係です。
経営者でなくても出来るからです。
「私からから変わってみる」この気持ちを忘れずに挑戦してみてください
優秀な人材に育てる為に、またみんなが実力を発揮できるように
本日はここまでです。
あなたの可能性を信じて・・・・
ではまたお会いしましょう
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