歳を重ねると寝違えの頻度が上がる人の特徴

「朝目が覚めて、体を起こす時に首が痛い!!」

「昨日まで平気だったのに、朝起きたら首が回らない!!」

こんな経験をされたことはないでしょうか?

これらはともに寝違えをした時の訴えになります。

朝から痛みがあるので、今日1日を憂鬱な気分で過ごさないといけません。

そして、この寝違いは20代、30代と年齢を重ねるごとに、寝違いを発生させることが多くなってきます。

それはなぜでしょうか?

今回は歳を重ねると寝違いの頻度が上がる人の特徴についてお伝えしていきます。

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目次

寝違えの発生理由

まず、寝違いについてですが、漢字の通りに寝ている間に筋違え(すじちがえ)を引き起こした現象をいいます。

この筋違え(すじちがえ)は腰で起こるとぎっくり腰、太ももなどで起こると肉離れという名称で呼ばれます。

確実な理由は明確にはされていませんが、普段から重たい頭を支えている首に対して、寝ている時も首にストレスがかかる姿勢で休んでいることにより、朝起きた時には首の筋肉が損傷されていたり、また頭を起こそうとする時に首の筋繊維が部分断裂して起こることが代表的なことだと言われます。

つまり、あなたの寝る環境があなたの首にとってリラックス出来るような環境ではない結果、寝違えは起こるということだけはまず覚えておいてください。

寝違えの原因

先ほどの発生理由の章でお伝えした通り、あなたが寝る環境があなたの首にとってリラックスできるような環境ではないことが大きな原因となります。

では、どのような内容がリラックス出来ない原因となるのでしょうか?

ここでは原因となる部分を細かくみていきます。

枕が高い

一つ目は、枕が高いことです。横向きで寝た時に、後ろからみて首と頭が一直線になっているのが理想にはなります。

しかし、ここで後ろから見た時に、首に対して頭が極端に高いと、首に片方の筋肉は引っ張られた状態もう片方は縮んだ状態になります。

この状態が長時間続くと首に大きなストレスがかかります。

その結果、寝違えを引き起こします。

布団で寝ていない

2つ目は布団で寝ていない点です。

例えば、バスの座席や自宅でのソファー、または枕なしの雑魚寝などです。

特にリクライニングシートをはじめとした座った状態で寝た時、頭の重たさで右に首が倒れたり、左に首が倒れたりします。

それが長時間続くと、重たい頭によって首筋が引っ張られて痛めてしまいます。

寝返りを打っていない

3つ目は寝返りを打っていないことです。

寝返りを打つことはより同じ部分にストレスがかからないように自然に起こる現象なのです。

なので、寝返りが打てることは健康であることでもあります。

逆に、歳をとると寝返りを打つだけの力が無くなります。

高齢者になると、体の不自由さにより介助者の手助けが必要になり、ひどい場合は床ずれを起こしてしまうことがあります。

「寝相が悪い」で悩む必要はないよ!!「人相が悪い」のではないので、そこまで気にしなでいこう!!

また、子育て中のママさんにも同じような現象が起こります。

子育て中のママさんの場合、子供と一緒に寝ることが多いのですが、

子供と一緒に寝る場合、必ず同じ方向で寝かせつけます。その結果、子供がいる方向には寝返りすると危険なので、同じ方向を向いて寝たり、寝返りを打たないようになります。

その結果、寝違えをしやすくなるのも確かです。

ストレートネックがある

4つ目はストレートネックがあることです。

ストレートネックとは文字通り、首の構造が真っ直ぐになる現象をいいます。

真っ直ぐなのが何が悪いの?姿勢がいいようにも思うけど、、、

もともと首の構造は7つの骨から積み木のように上に乗って構成されており、前弯(ぜんわん)という前にカーブを描くように首は構成されています。

しかし、スマホやパソコン、出産後の子育てや長時間の運転などで、長時間同じ姿勢をすることにより、顔が前に出てくるようになってきます。

その結果、首の弯曲(わんきょく)が無くなり、首の骨が1本の棒のように真っ直ぐな構造になります。

ストレートネックになると、自然に顔が前に出ている姿勢になり、首の後ろが常に引っ張られるようになり、首周りの筋肉の緊張が強くなります

そして、寝る時もストレートネックからくる首周りの歪みによって、不慮な姿勢で寝てしまうことになり、結果朝起きたら寝違えをしているという現象が現れるのです。

睡眠時の気温が適切でない

5つ目は睡眠時の気温が適切でないことです。

寝れる気温なら何度でもいいんじゃないの?

確かに、睡眠に入りやすいのであればそれでいいんやけど、ポイントは寝た後の気温が大事なんだ!!

寝ている間に体が冷えていたり、寒い環境で体を丸めた状態で寝ていると、結果的に朝起きた時に体が全体が緊張しており、そのまま起き上がった際に首を寝違えるケースがあります。

また、逆に寝ている時にこたつや電気毛布などで温めていたが、最終的に熱くなり、布団を蹴飛ばしたり余計な動きをしている人も結果的に寝違えを起こしやすくなるでしょう。

1、夏場のクーラーや扇風機の効かせすぎ

2、冬場のこたつや床暖下の雑魚寝など

3、タイマーが切れた後の不快感がある

が代表的な環境要因です。該当するのであればこの辺りの改善から始めてみましょう。

疲れ切っている

最後は疲れ切っていることです。

そりゃ、毎日へとへとだよ!!
仕事して疲れてない人なんかいるかよ!!

確かに疲れていない人はいないよ、
でもここで言う「疲れ切っている」は少し意味が違うんだ

ここでいう「疲れ切っている」は、体に対してマッサージやストレッチなどのメンテナンスをしていない人のことを指します。

体全体の筋肉が緊張している状態で睡眠に入ると、体力は回復しますが、筋肉の緊張まで改善するものではありません。

結果、硬い筋肉が続くことにより、寝違えをしやすい状況になるのです。

その他にも原因はあるかもしれませんが、私が鍼灸師として患者さんと携わってきて感じるのはこの辺りが比率的に高いです。

疲労が蓄積→筋肉の緊張が増加→寝違え発症と言う流れを引き起こすのです。

これらを見ると、あなたはこう思ったのではないでしょうか?

年齢とそんなに関係ないようにも思うけどなぁ・・・

そう、思われるかもしれませんが、年齢が重ねるごとに発症しやすくなるのは間違い無いです。では、次からはなぜ、年齢が重なると悪化するのかを見ていきましょう。

なぜ年齢とともに悪化するの?

寝違えがなぜ、歳を取ると発生しやすくなるのか?この辺りを考えていきましょう。

私が思うのは次の通りです。

同じ作業の増加

1つ目は同じ作業の増加です。

学生時代と社会人になってからの生活環境の違いで大きなものは同じ姿勢をすることが増えるからです。

学生時代は学校の授業で前を向く、または勉強やスマホを見る時に同じ姿勢をしますが、

社会人になると、同じ場所を見て作業することが学生時代よりもはるかに多くなります。

・スマホを見る

・パソコンを見る

・家事で常に下を見る

・運転で前を見る

・チェックをする作業で目をよく使う

・修理作業でずっと同じ姿勢をする

・農業で下向いての作業で行う

などです。

これにより、学生の頃と同じ考え方で生活していたら首や肩、腰を痛めやすくなります。

1日8時間の労働と考えて、今やっている仕事(作業)は1日に何時間やっているか見直してみましょう。多ければ、多いほど首や肩、腰の負担は大きくなるのです。

筋力の低下

2つ目の要因は筋力の低下です。

歳を重ねるごとに、意識をしない限り筋力は低下していきます。特に、重たい頭を支える首は鍛えようとしても、難しい場所でもあります。

筋力が低下すると、姿勢を保つだけの力もだんだん弱くなります。その結果何かしらの動きの際に体を痛めるケースが高くなるのです。

ちなみに、、、
頭の重たさは約4キロから約6キロ(成人)あります。
5キロのお米を袋のまま頭に乗せてみたらどれくらいの圧がかかっているかが体感できますよ

古傷のリハビリ不足

3つ目はリハビリ不足です。

寝違えをする人は、再発することが多いです。その一つとして、過去に生じた寝違えに対して痛みが消えたから治ったと評価していることが多いからです。

これは、寝違えだけに言えることではありません。ぎっくり腰でも足の捻挫でもそうです。

「かさぶた」を刺激したら、また血が出るよね?
あれと、一緒の考え方だよ。
治ってないのに刺激を与えたら、また痛めるよ!!

痛めたところをしっかりと動かす練習やストレッチなどをして左右均等の動きが出来るようにする必要があります。

首に関してのリハビリ不足の一つとして、可動域制限だと思います。

右を向いた時と、左を向いた時で向ける範囲がことなったり、向いた時に首に感じる違和感の違いがあれば、痛めていない方と同じレベルまで持っていくことが大事です。

お酒・タバコの蓄積

4つ目は、お酒やタバコの蓄積です。

タバコは習慣性があり、また一酸化炭素が血液の流れを阻害します。その結果、体に新鮮な酸素や栄養が送られることが弱くなり、体の疲労が取れなくなります。筋肉が硬くなり、寝違えを起こしやすくなります。

また、お酒も、飲み過ぎにより肝臓の負担が増え、睡眠中の体を回復させる力を弱らせます。

会社勤めにより、飲みニケーションや喫煙所での交流が増えること、またはストレスでお酒やタバコの量が増えているなどがあれば、体が硬くなりやすい状況なんだと理解してもらえたらと思います。

睡眠時間の低下

5つ目は睡眠時間の低下です。

ここで先に注意点を申し上げますが、睡眠時間が長いから寝違いは発生しにくいというわけではありません!!

なんか、言っていることがバラバラじゃない!?

まあまあ、、ここからしっかり説明するね!

睡眠時間が短いと結果的に、寝れる時に仮眠を取るという行動を起こします。

仮眠をすることは健康には良いとされていますが、問題は仮眠をするときの姿勢です。

うたた寝を見せることが出来る職場ならいいのですが、見られたら良い印象が無いと思って

トイレや自分の車、または移動中の電車などで寝ることがあります。

ここでのNGが座ったまま寝ることです。

机があってそこに腕枕で寝れるのであれば、まだ良いのですが、

何も支えがない場所で寝ることは、頭の重たさで首が引っ張られます。結果起きた時に寝違えを起こします。

また、睡眠時間が短いことにより、休みの日に寝溜めをする人がいます。

睡眠時間が長いこと自体は問題ではありませんが、

今までに説明してきた原因のままで寝ていることになっていないかが大切になります。

* 次の環境になって、長時間睡眠をしていないかチェックしよう

  • 高い枕で長時間寝ていないか?
  • 適温でない状態で長時間寝ていないか?
  • こたつや雑魚寝で長時間寝ていないか?

この辺りが要因で朝起きたときに首に痛みが伴うことになるでしょう。

以上が、年齢とともに悪化する原因となります。

あなたがもし、該当するのであれば、次のことを意識して予防するようにしていきましょう。

寝違え予防の鍵は?

では、寝違いの予防法についてですが、次のことを意識しましょう。

寝具の改善

寝具の改善は次の2つですね

枕(まくら)

寝違いを防ぐために高い枕は中止しましょう。

そして、新しい枕に変更することをお勧めします。

その中では、自分にはどれがいいのか迷うと思います。

結論は1つだけです。

「あなただけのオーダー枕にする」

以上です。

オーダー枕はあなたの今の姿勢や体格に合わせて調整をしてくれます。

どんなに高級な枕であっても、あなたの姿勢や体格に合わせたものとは限りません。

枕のオーダーとなると、1万円以上しますが、この枕を何年使うかを考えて

自分への健康への投資だと思い、オーダーの枕にすることをお勧めします。

オーダー枕を作ってくれる店はたくさんありますが、

自分がお店に通えるものがいいでしょう。

例えば下記のようなお店が近かったら行ってみて相談するのもありです。

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布団

布団・特に敷布団です。睡眠時間中敷布団に体を預けます。敷布団に弾力性がないと、体が沈んでしまい、寝ている間に体が歪んでしまう現象が生じてしまいます。

もし、今の敷布団に弾力性がないのであれば

・新しい敷布団にする

・敷布団の下に敷マットを置く

のどちらかで対応するようにしましょう。

あとは、定期的に干したり、レイコップなどでしっかりとダニ・ほこりを取り除くことを忘れないこと。

睡眠中にほこりを吸ってしまっていたら、寝ている間も不快なままです。それが結果的に体に疲れを伴うことになるでしょう。

特別どこのマットがおすすめですよとは言えませんが、こちらのサイトは詳しく書いてましたのでご紹介いたします。

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睡眠環境の改善

寝室の改善は、次の2つです

枕周りにぬいぐるみや本を置かない

1つ目は枕周りにぬいぐるみや本をおかないことです。

寝る前に本を読んで眠気を誘うことはいいことですが、本好きの方などで枕の周りに2冊3冊と散らかっているようにおいている人もいます。

心理的に本があることで寝返りする時に邪魔になって帰って寝返りを打たない人もいます。

これは、ぬいぐるみも同様です。たくさんのぬいぐるみに囲まれるのはいいことですが、

その結果寝返りをしないようになっていたら、朝起きた時に肩や腰がだるいままで起きるようになり、寝違いにもなりやすいと私は思います。

* こちらの記事も併せて読んでみてください

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寝る服装に意識する

2つ目は寝る服装です。寝る時にパジャマに着替えると思います。または古くなった服をきて寝ることもあるでしょう。

大事なのは、吸水性と保温性です。そういう意味でも、夏場でも夏用の長袖のパジャマに着替えることがオススメです。

俺、、暑がりなんだよー

夏場で下着だけや半袖で寝たい気持ちもよくわかります。しかし、結果的に寝ている間に熱を奪われて朝起きた時にしんどいケースが高いです。

また、夏場に寝ている時に足がつることも、素足を出していることで末端が冷えて起こる症状です。

寝てる時は全体の吸水性と保温性を意識して、夏場は夏用の長袖または7部袖のパジャマ・冬は冬用の長袖パジャマを使うようにしましょう。

また、冬場も同様です。吸水性と保温性の高いパジャマに着替えて寝るようにしましょう。

暖房をガンガンに効かせて寝たり、電気毛布を最大にして寝るのは、寝ている間にストレスになるので気をつけていきましょう。

ストレートネックの改善

最後はストレートネックの改善です

対策は以下の3つです。

スマホの時間設定

1つ目はスマホの時間設定です。スマホを見る時間を決めているでしょうか?時間ができたらすぐスマホという人が大半です。

これにより常に画面をじっと見る習慣がつき、姿勢が悪くなります。

ポモドーロタイマーや電車に乗っている時間だけと言った自分ルールを作ってスマホを見る時間帯を決めていきましょう。

時間帯が決まったら、その時間が終わり次第、首を回したり、背伸びをしたりして同じ姿勢からの解除をするように心がけましょう

首肩周りの筋力をつける

2つ目は首肩周りの筋力をつけることです。

重たい頭を常に支えている首・肩を何も手入れなしで生活をすごしていけば、首肩周りの筋力が落ち、筋肉が硬くなりやすいです。

硬さを取るのは、マッサージやストレッチで対応は可能になりますが、硬くなりやすい傾向を改善するには、筋力をつける必要があります。

首肩周りの筋力の付け方は、様々ですが、私は下記の動画がおすすめです。

歯磨きが習慣化になっているように、首肩周りの筋力を整えるのも習慣化になるようにしていきましょう。

定期的にメンテナンスをする

最後は、やはりメンテナンスを受けることです。自己流のストレッチや筋トレを行っていく中でも歯磨きで言う「磨き残し」があるはずです。

定期的に整体を受けて姿勢の改善や、固まっているコリなどを見直して、生活のパフォーマンスを上げるようにしていきましょう。

最後に、、、

今回は歳を取ると発生頻度が上がる理由とその対策について、書いていきましたが、たかが寝違いと考えるのかされど寝違いと考えるかで、5年後、10年ごとに体の不調の出方が変わります。

なぜなら、寝違えが悪化すると、頭痛、肩こり、腕のしびれ、めまい、吐き気などが併発するリスクが高くなるからです。

首には、たくさんの神経が走っています。なので、首を痛めることでその神経に影響を及ぼすことは大いにあります。

体の不調が年々現れる、、、

それは、年もあるかもしれませんが、それ以上にあなたがほっとけば治るといった甘い考えの結果に過ぎないかもしれません。

20代後半になれば、お小遣いの1部を体のケアに投資するようにしていきましょう。

寝具系・整体といったものですね。

また、これらの良さを知れば、必ずいいものだと理解してもらえると確信しております。

それが、結果的に仕事のパフォーマンスが向上するはずです。

「自己投資」は最近よく聞く言葉ですが、自分への投資として、健康への投資も大事だと言うことを改めて認識してもらい行動に移してもらえたらと思います。

今回はここまでにします

あなたの可能性を信じて、、、、、
では、またお会いしましょう

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