今回は、雑談力について書いていきます。相手との交渉や距離を縮めるためにも、雑談ができる人とできない人では大きな差が生まれてきます。
しかし、コロナ禍で相手と会話する場面が減り、メールやチャットで相手とのやりとりをするだけの日々になってしまい、要件と要望だけを発言するやりとりになってきました。
結果として、いざ相手と直接会ったときんに雑談する力がなくなってしまい、相手との距離が遠くなった感じがするという意見もあります。
徐々に人と会える時間が戻ってきた今だからこそ、雑談力を身につけて楽しい環境を自分から作っていきませんか?
今回は雑談が苦手な人に見直してもらいたい点と雑談のポイントを投稿していきます。
現代人の心理
この3つを覚えておいてほしい
基本、人はあなたと同じように、やることがいっぱいで忙しい。
基本、人は「話を聞いてほしい・喋るのが好き」な生き物である。
基本、人は「あなたよりスマホの方が好き」な生き物である。
だから、
相手の話が弾まないのは、タイミングが悪いか、あなたに警戒か、あなたの話が長くて聞きたくないかの3つだけだと思います。
このポイントをしっかり押さえておけば、雑談するのはそこまで難しくないと私は考えます。
それでは、次の項目から雑談におけるポイントを説明していきます
雑談のポイント
雑談をするタイミングを見つける
1つ目は雑談をするタイミングを見つけるです。この言葉からわかるように、どんな時でも雑談をしてもいいわけではないのです。
例えば、
スマホでゲーム中や連絡のやり取り中
目を閉じて休んでいる。うとうととしている
急ぎ足である
要件を早く求めている
こんな時に雑談をしようと言うのは相手がNOと言っているサインかもしれません。
もし、あなたが雑談したい方がこんな行動をしている人ならば、タイミングが違うと言うことだけ覚えておいてください。
雑談をするにあたり、雑談をしていいタイミングがあります。
それは「一緒」の時です
一緒に食事、一緒に勉強、一緒に待機
こんな感じで、「一緒に00している」場面なのかをしっかりと確認して行いましょう。
表情筋とリアクションを使う
2つ目は表情筋とリアクションを使うことです。
飲み会やテレビの出演者を見ると、笑った顔や驚いた顔をして会話をしています。そして同時に立ち上がったり、大きく手を叩いたりと大きなリアクションをされます。
いきなり、あなたがここまではやらなくてもいいのですが、NGはこれの逆をすることです。
無表情で相手の話を聞いていたり、相槌も打たずにどこを見て聞いているかもわからない
また、こちらの話も単語だけを並べたように淡々と話す。そんなことになっていたら誰もあなたの会話を聞きたいとは思えないです。
極論を言うと、
「しっかり聞いているが、表現が小さいこと」と
「しっかり聞いてなくても、大きな表現をする」のでは
後者の方が、相手には安心を抱きます。
つまり、反応されることに安心を持つのです。
「私は話を聞いてるのに・・・」と嘆いているのであれば、
その聞く能力に、表情筋で表現を作ってあげれる力をつけてみてください。
それだけでも相手のあなたへの会話がしたいと言う気持ちが増えるでしょう。
自分の話より相手の話を聞く意識
3つ目は自分の話より相手の話を聞く意識を持つことです。
雑談を高めたいといってのNGなこととして、
あなたが、1から10の会話をやることです。
雑談をやるにあたって、あなたのやることは
「初め」と、「つなぎ」です。
つまり、会話のきっかけになる言葉を言うことと、
会話が途中で終わりそうになった時に、感想や次の質問を言ってあげることです。
自分が話したいからと言う理由で相手を誘っても、相手が必ず聞くのが好きだとは限りません。
むしろ、人は話す方が大好きなのです。だから相手に気持ちよく話してもらうのです。
そのためのポイントして自分の知らない情報をもらいにいく意識でいきましょう。
相手の趣味とか、相手のこだわりとか、そのあたりを教えてもらうようにするのです。
または、こちらが知っている情報でも、知らないふりをして聞きにいくのもありですね。
例えば、
対男性なら
「昨日、富山県の海の幸特集をやってましてね。僕行ったことないんですよ。〇〇さん行ったことあります?」とか
対女性相手なら
「今朝のニュースで00というジャニーズが記事になっていたけど、00君ってどんなやつなん?」と言う感じで聞き出すのもいいでしょう。
「アドバイスをください」は相手への承認欲求になります。誰もが、承認されたい気持ちを持っているはずです。
質問 → 聞く → プラスの感想と感謝
この流れで相手と接することで一つずつ距離が近づくことができて、相手との壁を徐々に無くしていけると私は思います。
自分を開示することを先にする
最後は自分を開示することを先にする姿勢をとっておくことです。
これも言われてみればわかると思いますが、あなたが機嫌が悪く、何を考えているかわからないような雰囲気が出ていたら、相手も警戒心をもって会話をするでしょう。
相手の警戒心を解くためには、あなたがリラックスしている雰囲気を出すことが大事です。
また、会話の中でもあなたのことを開示して話をしてみましょう。あなたの開示とは、先に自分の出来事や考えていることをサッと言うことです。
例えば、
「今日、寒いから上の服4枚着てますねん。00君はえらい薄着やね〜」
「金曜日になると会議があるから憂鬱やわ〜、〇〇さんは金曜日しんどくない?」
この2つの共通の鍵は自分の状態を先にサクッと言ってることです。これを自分の状態を言わずに、ただただ「薄着やね〜」とか「金曜日しんどくない?」と言われたら、「えっ?なんでこんな質問に答えないといけないの?」と警戒されてしまうのです。
警戒心が薄れていくと、「変法性の法則」が働きやすくなり、
自分が開示したら、自分も同じように開示しようとしてくれます。
これがポイントです。まずはなぜこの会話を始めようとしたのかを自分の状況を告白してから投げ出してみてください。
そして、あとはつなぎに徹すればいいのです。
また、あなたを開示する意味では、SNSなどでどんどん見せることも大事です。相手もあなたがどんな人かわかれば、関わりやすくなります。
どんどん自分の腹を見せるように、自分を開示してみましょう。
最後に・・・・・
色々と書きましたが、社会人になると今まで触れ合ってきた同年代だけでなく、年上・年下関係なくお付き合いをすることが増えてきます。雑談に必要なのは情報の量ではありません。相手に話をさせる力です。
そのためにも、相手に興味関心を常に心がけてみましょう。そうすると違いに気づき、何かしらの会話のタネを見つけることが出来ます。
雑談力を高めて、さまざまな年齢・職業の方とお付き合いができる人になれるように楽しんでやっていきましょう。
本日はここまでです。
あなたの可能性を信じて・・・・・・
では、またお会いしましょう
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