こんにちは、かずのりさんです。
今回初めての記事投稿です(^^♪
よろしくお願いいたします
私は、20年ほど鍼灸院・整骨院で働いており、院長、課長、独立開業をした経験があります。
数々の患者さんを見てきた中で、
早期に回復する患者さんと、あまり結果が出ない患者さんが発生します。
早期に回復するといっても
例えば、擦り傷や軽い打撲のような軽傷のものなどは今回は含みません
例えば、ぎっくり腰一つとってもレベルの違いはありますが、
同じレベルのぎっくり腰で同じ生活環境。同じ年齢や筋肉量としても
回復が早い人と遅い人が発生するのです。
ではこの違いは何があるのでしょうか?
ここでは、よくならない人の特徴を先に8つ伝えます。
【注意点】
ここでいう患者さんとは「鍼灸院・整骨院に来院される患者さん」として
お話をさせていただくにあたり
病院が対象になるガンや脳神経疾患などの重度の病気や、
難病に対する患者さんを指してない事をご理解の上でよろしくお願いします
- ①とにかく礼儀がない
- ②優先順位をつけるのが下手
- ③自分のため精神が強い
- ④0か100かで決めている
- ⑤嫌なことはやらない
- ⑥ダラダラと話す
- ⑦休むことは下手
です。
一つずつ説明していきますね。
① とにかく礼儀がない
痛みがあるから辛い顔になるのはしかたありませんが、
「順番まだ!!」
「この椅子座りごちが悪いわ!!」
「俺がお金を払っているんだ!!」
と、言った横柄な態度や
・受付や施術者の説明中もスマホを握ってる(または触りながら聞く)
・初回からタメ口
などの相手側のストレスになるようなことを平気でする人がいます。
回復の早い人はこれらの事はやりません。
「先生」というお客様を丁寧に対応します。
そう、「先生というお客様」といった気持ちです。
・「お願いします、ありがとう」の挨拶
・ 人の顔を見て、しっかりと話を聞く
・ ゆっくりな口調の敬語で基本は話す
相手も人間です。お互いが100点ではありません。足りないところも認めて行動することです
同時に先生側も礼儀ないことを患者側にしてはいけません。流行ってない施術院は
礼儀が出来たない店がまず100%と言っても過言ではないです。
②優先順位をつけるのが下手
これは肩こりや腰痛の疾患の患者さんに多い傾向があります。
施術者:「今の症状を回復させるためには2,3日後にもう一度来てください」
お客様:「いや、仕事があるので、1週間後でよろしいでしょうか?」
とこんな感じでしょうかね。
では、これを肩こりではなく、脳の疾患や心臓の病気だったらどうでしょうか?
きっと返事はこうなるでしょうね。
施術者:「今の症状を回復させるためには2,3日後にもう一度来てください」
お客様:「わかりました。何とかしてでも時間を作ります。」
これの違いは「基準」になります。
「今の症状をいつまでに改善したい」といった基準がなければ
結局のところ体に対する優先順位が適当になり、
「空いている時間」に埋めるという流れになってしまうのです。
早く改善する人はこれの逆をします。
● まずはこの症状を解決させることに集中する
● そのために来院指導された日にちの枠の時間を調節する努力をする
● どうしても無理な場合、相手側に別対応が可能かを確認する
この3つをする人は確実に回復がよくなっている人が多いです。
何のために治療院に来ているのか?
あなたの体の痛みや不安を解消させるためですよね?
しっかり先生と相談しながら行っていきましょう。
③自分のため精神が強い
これは先に、よくなる人の共通点から言います。
それは「家族の為に、チームの為に、会社の為に」といった
他者への迷惑をなるべくかけたくないといった考えの方の方が回復傾向が高く見られます。
それに対して、自分の為に治療しているという考えになると、
ほとんどの人が適当になってしまうところがあるように見えます
● 自分の為にしているが、ちょっと今日は行くのが面倒だからやめとこう
● 自分の為に治療に来ているが、まだここに痛みが残っている
● なんで自分だけこんな症状が出てしまうんや?
とかがあげられます。
対して回復が早い人は「家族のため」「仕事のため」「仲間のため」など
『誰かのため』というマインドが高い傾向があります。
● この痛みを早く改善して仕事のパフォーマンスを上げる
● 家族の為に早く改善して家内や夫に迷惑かけている
● 病院に行っていることで、同僚が心配してくれるのはいいが、
視線が気になってしまうから早く治したい
とかがあります。
治すためには『目的』と『期限』をしっかり持つこと、それが回復の糸口になると私は思います。
④0か100かで決めている
先生:「今日の痛みは、前回と比べでどうですか?」
患者:「変わってない」
先生:「う~ん、ではその部分の痛みのレベルはどうですか?
前回の痛みが50点としたら、40点とか30点とかに痛みのレベルは減ってないでしょうか?」
患者:「よくわからん。とりあえずここが痛いねん」
こんな会話って結構あったりするのです。
こんな感じの人の特徴として、普段の生活で痛みに対して無関心だったりします。
ようは、日常の中で痛みがあったら100点、痛みが感じなかったら0点
ただそれだけです。
仕事・運動などで同じパフォーマンスをした時に感じる
⇒ 痛みが残っている
⇒ 改善していない
⇒ 変わってない
この解釈になり、結果として回復が遅くなってしまうケースがあります。
こんな場合は、痛い中で何かが変わったことがないかを見つけ出す努力をすることです。
つまり、
・痛いけど、痛くなるまでの回数が増えた
・痛いけど、前より痛みが続く時間が減った
・痛いけど、昨日より最初だけ痛みがあって、その後は感じなかった
・痛いけど、出来る動きが増えた
などです。
要は、痛みの中にプラス思考になるものが治療を続けていると見えてくるものです。
現在の状況をリストにして、改善しているものを2本線で消すといった感じにすれば
自分がよくなっていることに気づくはずです。
回復が早い人は『見える化』を行っています。
『見える化』することで、自分の体と向き合っている結果となり
徐々に回復していることが理解でき、モチベーションも上がるからです。
また、改善してないならそのリストを先生に見せたら施術プランを変更して
求める結果が出やすくなるはずです。
⑤嫌なことをやらない
私が治療院で患者さんにやる事として「宿題」を与えます。
なぜなら、施術の時間は滞在時間を入れて、平均30分から1時間です。
毎日来院される方でも24時間のうち1時間だけ体の治療に投資する
1週間に1回しか来られない方なら168時間(24時間×7日)で1時間だけ治療をしている
形になります。
これでは、体の改善に使う時間より、体を消耗・破壊させる時間の方が多いのは見てわかってもらえると思います。
なので、この1時間の時間を2時間、3時間と回復に使える時間を増やすことが、回復には必要です。
1日に2回も、3回も来てもらうことは出来ませんので、自宅で出来ることを指導します。
ほとんどの場合、食生活の見直しか簡単な運動をお伝えすのですが、
回復がよくない人は、間違いなく家ではこれらをズボラしています。
病院でも、お薬を出されるますが、これを飲まないと回復が早くならないし、改善が見られないこともあります
これと同じです、治療院で出された課題をやらないのは病院で出される薬を飲まないことに同等なことです。
回復が早い人このことを知っています。
『日常生活で気を付けることはありますか?』
こう聞いてくる人は早期に回復する傾向が強いです。
ちゃんとメモして実践して、必ず報告をくれます。
もちろん、出来なかった場合も出来なかった理由もしっかり教えてくれて
かならず相談をしてくれます。
完璧な「報・連・相」ですね
嫌なことかもしれないが、自分が改善したいと思うなら
期限付きで頑張ってみましょう。
⑥ダラダラと話す
『自分は被害者です』という考え方の人に多いです。
「この痛みが出ているのは、仕事場であーだこーだ、私の人生の中でこーだ、あーだ」
とストーリーを話される人がいる。
そして、こちらが体の説明をしている途中でも。
「そう、だからあーだこーだ・・・・・・・」
っていう感じです。
もちろん話を聞いて気持ちを和らげることは大事です。
ただ、話すことが目的になってしまっていると良くなるかというと、必ずしもそうではありません。
そして『被害者意識』が上乗せで回復を遅らせます。
回復が早い人は、今までのストーリをしっかりノートなどにアウトプットして
今、何が大事かをしっかり把握していることです。
そして、「自分の体を苦しめたのは自分以外のほかでもない」といった『自己責任』を持っています。
『被害者意識』から卒業して、『自己責任』で何をすればいいかを考える習慣に心がけていきましょう。
⑦休むことが下手
最後は、休むことが下手ということです。
最近の傾向として、「パソコンで仕事して、休憩中にスマホを見る」があります。
これは、結果として休憩中も、目・首・肩を休めていないことになります。
これで、肩こりや眼精疲労がとれませんと言っている人がいれば、当たり前ですよね。
また長時間運転することで、腰が痛いと言っている人が、
休みの日にソファーに長時間座って動画を見ているという人も当たり前ですが回復が遅いです。
回復が早い人は、メリハリをしっかりつけています。
パソコンで仕事をして、休憩時間は目をつむって休ませる
運転して腰が痛い人は、休みの日は散歩をして、座る時間はこまめに休憩を入れる
といった感じですかね。
何をして痛くなったのか?それが解ればそれに近い事を休憩時間や休みの日にしないことです。
休憩時間・休みの日だから自由だという考えは大切ですが、
体がその動きを求めているか?それを考えてあげてください。
以上7つ挙げてみました。
最後にこの7つから回復の早い人をまとめると
- ① 礼儀正しい
- ② 優先順位を決めるのが上手
- ③ 誰かのため精神が強い
- ④ 回復の見える化をしている
- ⑤ 嫌なことでも、期限を決めて実行し、報連相をしっかりする
- ⑥ 『被害者意識』ではなくすべては『自己責任』で考える
- ⑦ 休むのが上手
です。
これはあくまで私の20年の施術経験から感じたことです。
意見はあると思いますが、何かしらの参考にしてもらい、
回復しやすい人になってもらえたらと思います。
健やかな人生を送れるように。
あなたの可能性を信じて・・・
最後まで読んでいただきましてありがとうございました。
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