人生いろんな場面で問題が現れてきます。そしてそれらを解消する為に様々な行動を行っていくものです。
しかし、問題が解消したように見えたが、次から次へとまた問題が出てくる人がいます。
一方で問題が現れても一つずつ計画的に解決できる人がいます。この違いは何でしょうか?
私が見てきた中で問題解決がうまくない人の特徴は、
ずばり
問題を解決することフォーカスしているから
です。
一瞬、「はぁ?」と思われるかもしれませんが、実際にその通りなのです。
問題解決にフォーカスしているから問題が解決できないのです。
では、問題解決がうまい人は違うところに意識を持っています。そしてそれが出来る人は世間的に「この人は出来る人だ」と思われるでしょう。
今回は出来る人がやっている問題解決のやり方(方法)をお伝えしていきます。
今回の内容の根拠
今回の内容も私自身の経験談で話します。色んな先輩や人との関わりの中で、この人の現場は部下が生き生きしている感じに見えるとか、私が実践してうまくいった内容をただただまとめたものになりますので、一参考として見てもらえると嬉しいです。
ホリスティックな視点をもつ
一つ目はホリスティックな視点を持つことです。
まずこのホリスティックとは何でしょうか?
ホリスティックは一言でいうと、「包括的・全体的」という意味になります。
私は鍼灸師の資格を持って働いています。ここでは腰痛を一つ取り上げてみます。
Q あなたは腰が痛い時どのように解決しますか?
- 痛み止めを飲む
- シップを張る
- コルセットをつける
- 病院でリハビリをする
- ストレッチをする
こんな感じで思いつくのではないでしょうか?
上記の内容は腰痛になったときの基本的な行動になります。
ではここでのホリスティックな考え方と言うと、全体的に見ることが大切になります。なので今回の場合、腰痛になる原因(背景)を改善させるものを考えてみます。
ー 腰痛になる原因(背景)にあるものー
- 長時間の同じ姿勢で負担がかかる
- 重たい荷物を持ち上げる習慣がある
- 血行が悪くなる習慣を持っている
- 暴飲暴食
- 対人ストレス
- 膝や腕といった違う場所をかばっている
- そもそも予防するという意識がない
などです。
これ以外にも東洋医学的にみたら○○、霊的にみたら●●といった感じで数えれば数え切れないほどあります。今回はホリスティック的なことを伝えるのでざっくり皆さんが理解しやすいものを上げてみました。
このように出来事に対しての対応方法を考えるだけでなく、なぜそうなったのかを色んな視点から見てあげることが大事です。
また原因は一つなことはほぼほぼありません。Aの理由が7割、Bの理由が2割、Cの理由が1割といった感じで、何個かの理由が混ざってこのような結果になっていると解釈することが大事です。
原因があって結果なので、原因をしっかり見てあげることが大切になります。
原因を見ず結果だけ見て、こちらのゆがんだ解釈で済ませると対人関係が悪くなるだけです。
結果を見て、たくさんの原因を見つけてください。
3つ目以降を意識する
2つ目は3つ目以降を意識するです。
この3つ目以降とは、原因を上げた時に出てくるリストで3番目以降に出てきたものを指します。
つまり4つ目からを解決しましょうと考えます。
先程の腰痛の原因(背景)を見つめなおしますと
- 長時間の同じ姿勢で負担がかかる
- 重たい荷物を持ち上げる習慣がある
- 血行が悪くなる習慣を持っている
- 暴飲暴食
- 対人ストレス
- 膝や腕といった違う場所をかばっている
- そもそも予防するという意識がない
といった感じで、順番が付き、4の「暴飲暴食」から改善していくことに力を入れてみてください。
なぜ、最初の3つは無視するのかと言いますと、次のようなことがあるからです
上位3つは普段から感じているから
1つ目は上位の3つは普段から感じているからです。普段から感じているのならそれを直せばいいじゃないかと考えるかもしれません。
だけど、現実は違います。難しい課題だから普段から感じて上位になるのです。
そしてそれが当たり前になっているからすぐに思いつくものになってしまい固定概念を生み出してしまっています。
固定概念を持ってしまうとホリスティックな視点は見えなくなります。なので上位3つは最後までおいておくのです。
下位になればなるほど意外な点が出てくる
2つめは下位になればなるほど意外な点が出てくるです。
人間知恵を絞れば出てくると言います。誰かと会話しながら出してみたり、ただひたすら紙に落とし込んでいると、「これも原因じゃないかな?」というものまで出てきます。
ここで大事なのは、間違っていてもいいのでただひたすら思う事を出していくのです。
それをリストにしてみると、意外にも上位3位の解消法や根本部分が出てくることがあります。
なぜなら、ひたすら出していると、1%でも該当しそうなものを脳は教えてくれます。それを拾うのです。
上司の話を聞く以上に部下の声を拾い上げる。なぜなら部下から上司に声が上がるのは貴重だからです。同じように固定概念をなくすためにも下位のリストを大切にしてください。
自信と可能性が身につく
3つ目は自信と可能性が身につくです。
上位の問題を解決するよりも、下位にたまっている問題を解決することの方が簡単です。
なぜなら、もともと絞らないと出てこないような課題です。それは簡単に解決できるから後回しにしていたか、自分の対象範囲ではないというものだと私は思います。
だから、簡単に出来る事からやっていることが大事です。
問題点を解決したら塗りつぶしたり、チェックを入れていくと、他も出来るじゃないかとモチベーションが上がったり、上位の課題を弱らせることも出来たりします。
出来る事から行動する。これを意識して行動に移していきましょう。
今回のまとめ
結局のところ、私が伝えたいことは次の2つです
1、対応方法を考える前に、ホリスティックな視点を持って、原因(背景)をしっかり見る事
2、問題解決は3番目以下のものから、小さく出来る事から解決していくこと
以上になります。
そして、これらを行うために必要なのは、見つめなおす時間。つまり定期的に洗い出す習慣を身に着けて行動してしていきましょう。
最後に・・・・・
今回の内容は、自分自身に降りかかる問題や課題をどのように解消すればいいのかを書いていきました。この問題解決は施術場の現場でも患者さんの施術計画によく使うものです。
例えば、腰が痛い方のゴールは腰の痛みが解消することですが、腰の痛みが解消するまでには、荷物を持たない状態で同じ動きをしても大丈夫であるとか、股関節・膝関節の動く範囲(関節可動域)が十分に取れているかなどゴールまでに出来ることがどれだけ増えているかをチェックしていきます。
痛いと痛くないだけの評価では0か100になり、マイナス面だけに目が行ってしまいます。0が10になり、10が30になるように痛いけど何かが改善されている。それを繰り返しているうちに、どこかのタイミングで超回復がみられることが多いです。
これは、体調管理だけでなく、問題解決もほぼ同じです。大きな課題をクリアーする為に小さな課題を一つずつ克服していくことで、自信と知恵が重なり、大きくなっていくことです。
問題解決することをゲーム感覚で一つずつレベルアップしている自分自身を見てあげて、一つずつ成長していきましょう。
今回はここまでです。
あなたの可能性を信じて・・・・・
ではまたお会いしましょう。
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