3度のうつ病を振り返る  ーよかったこと 5つー

こんにちは、かずのりさんです。
うつ病体験談シリーズ第2弾になります。

うつ病は誰でも起こり得る本当に怖い病気です。
しかし、うつになったから見えた世界があります。
今回はあの頃の振り返って良かったと思えることをブログにまとめてみました。

病気になって良かったことなんてあるのか?と疑問を持つと思いますが、
少しでもうつで悩んでいる人の気持ちに寄り添えることが出来た幸いです。
今回の内容はうつ病になったからこそ学べた良かったことを5つ挙げていきます。

【あわせて読む】:第1弾の投稿は下記をクリックをお読みください

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私は25歳、27歳、37歳の時に心療内科で「うつ病」と診断されました。
自分自身3回もうつ病になるとは思ってなかったし、もしかしたら、今後も年を重ねることで
再発を起こしてしまう事もあるかもしれません。
特に、27歳で回復したのに、10年たった37歳で再度発症してしまうとは思ってもいませんでした。
うつ病になる理由としては、

  • 将来に対する不安
  • 人間関係での不安
  • 孤独

など様々ありますが、私の場合、うつ病になった大きな原因は職場でのパワハラ・人間関係です。

今回、私はなぜうつ病になったのか?そしてどんなことで苦しんだのかを振り返り、ブログに投稿してみました。うつ病になったらどうなるか関心がある人はぜひ生の声を見てください。

目次

原因を振り返る

3度のうつ病を振り返ったとき、必ず原因があります。私の場合は完全な上司との人間関係、パワハラだったと思います。 主な原因は次の7つです。

ー うつ病になった主な原因 7つ -

  1. 給料(月給)で選んでしまった
  2. 知っている人の紹介で選んでしまった
  3. 転職先の職種を具体的に調べてなかった
  4. ケンカが出来るマインドがなくなっていた
  5. 責任感を強く感じていた
  6. 相談できる相手・環境がなかった
  7. 労働基準法を中心とした法律を勉強していなかった

これらの原因を参考に過去に「失敗する転職の選び方」についてまとめた記事がありますので、そちらも併せて読んでみてください。

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うつ病になって良かったこと 5つ

では、今回はうつ病になって良かったことについて5つまとめました。
なお、今回の内容は私の3回目のうつ病に発症した時の経験を基に作成しました。
3回目のうつ病は体の療養と、再就職までに2年間6カ月かかり、
一番症状があったころのものになります。
その長い療養機関で学ばせてもらったことを
「良かったこと」という名目でアップいたします。

国の制度によって新しい勉強が出来たこと

一つ目は国の制度です。
病気になってしまって、収入が入らなくなったとしても、
傷病手当金や失業保険が支えてくれる制度があります。

この制度では働いていたときの収入の
約60~70%の額を月払いでいただくことが出来ます。

そして、保険料や市民税も収入がないことにより
免除や減額にしてもらえることが出来ます。
働いている時と同じ水準で支払いが発生していたら
それはもう限界ですが、このあたりもしっかりサポートしてくれます。

また私の場合、傷病手当を受け取っている間、
リハビリも含めて『就労移行支援』にも通いました。

この就労移行支援で私はプログラミングなどの
パソコンの方法とメンタルトレーニングなどを学びました。

また、就労移行支援に通う方々は
精神疾患を患った履歴がある方がほとんどです。
彼らとの交流によって学ぶことも数多くありました。

 収入額に対して月額が発生しますが、
私の場合、月額約9000円ほどです。月約9000円ほどで、
毎月15万円から20万円ほどの授業を受けていました。

この就労移行支援に支払われてる差額分の金額も
みなさんに支払っていただきた税金で賄ってもらえてました。

最初は、今までの給料の約60%になることに嫌な気分だけだったが、
傷病手当金や就労移行支援に支払われたお金の額を考えると、
本当に国の制度に支えられて職場復帰できたのだと感謝しかありません。
この制度がなかったと考えたら、
今頃の私はどうなっていたかと考えたら怖くて仕方がありません。

うつ病の人の気持ちに寄り添えるようになった

2つ目の良かった点は、うつ病になった人の気持ちに寄り添えるようになったことです。

私が通っていた就労移行支援に来られる患者さんは
私と同じようにうつ病になった方をはじめ、
発達障害をお持ちの方、パニックや適応障害など
精神疾患をお持ちの方などが通われていました。

今までなら、うつ病になって他の人とのつながりがなくなってしまうのですが、
ここに通うことで、誰かとまたつながれたという安心が生まれました。

そして、そのつながる相手が私と同じようなストレスで
精神疾患を患った方がほとんどなので彼らと話をすることで、
つらかった経験を共有できるようになりました。

もちろん、私は精神科の医者でも臨床心理士でもありません。
だけど、うつ病になったからこそ、
精神的にやられた人の気持ちが
うつ病になる前と比べてわかるようになりました。

ましてや、私は3度なっているから自分の経験と
就労移行支援に通っているたくさんの相手の経験という
資料をたくさん持てたことが大きな収穫になったと思います。

生活費の無駄を省けるようになった

3つ目は生活費の無駄です。
これは手元に入るお金が減ったため、
毎月貯金の一部を生活費に回すという流れになってしまいます。
この生活費に回すお金を最低限にしないといけません。

そうなると、必然的に家計簿をつけるようになります。

ここで見直せた点は、

  • 固定費の見直し
  • 浪費の見直し

です。

固定費で見直せるものとしては、電話代や電気代などです。
安いプランがあるとか、組み合わせるとお得になるプランとか、
とにかく何もしなくても発生するもので安くならないかを見直したことです。

浪費は「自分へのご褒美」と「外食」が私の場合、浪費にあたります。
自分へのご褒美に服やゲームを買ったりする。
外でのお酒、ラーメン、焼き肉、居酒屋を楽しむ。

これらを出来る限り排除し、今あるもので生活すること、
家で作って食べる事。これが必須になりました。

結果的には、自炊でいろんな簡単な料理が出来るようになったし、今あるもので違う楽しみ方が出来るようになりました。

浪費して楽しむことはいいことだが、楽しむことに必ずお金が必要ではないと言う事。
工夫次第で楽しめることを学ばせてもらいました。

今を楽しむことに専念するようになった

うつ病になるまでは、基準の高い生活を目指していました。
簡単にいうとお金と役職・肩書きを追いかけていたという事です。

将来の幸せを勝ち取るために、今を犠牲にするということ。
それを行った結果、、、

今の体を犠牲にしてしまって、
何も出来なくなってしまった反省から、
将来ではなく、今を必死に生きること。
今という時間を楽しむことに専念しようと考えるようになりました。

「ありとキリギリス」の話でのキリギリスになることです。

あの話は、キリギリスが夏に楽しむだけ楽しんで、
冬になったら死んでしまうというお話だったが、

そもそもキリギリスの寿命が
2ヶ月から4ヶ月といわれております 。

寿命が知っていたから、残りの人生がわかっていたから
キリギリスはこのような行動をしたのかなと私は考えます。

私の体もあと何年元気でいられるのか?と自問自答したときに
明確な答えは出てこなかったです。
みなさんもそうだと思います。

「明日死ぬかもしれない」・・
そう考えると1日1日が価値のある1日であったと評価できる毎日にしたい。

それはシンプルにいっぱい笑えた。誰かと面白いことが出来た。
やりたいことが出来たと言った感じで
感情が豊かな日が送れることに幸せを感じられるようになりました。

先のわからない将来に対して不安で1日を過ごすことがもったいない。
今日が豊かな気持ちで明日は今日よりももっと豊かな気持ちになろうと考えてたら、
先の不安も考えにくくなると思います。

感謝する事が大きくなった。感謝できる人になれた

5つ目はやはり、感謝する心が今まで以上に持てるようになったことです。

自分がうつ病になったときに、
家族を中心に周りの人がいてくれたこと。
そして励ましてくれたこと


ただそれだけのことかもしれないが、
私のとっては本当に価値のある感謝できるものだった。

私をうつ病に追い込んだ上司とかを思い出すと
今でも許せない部分は正直あります。

でも、うつ病になったからこそ周りの優しさや、
その先で出会う人たちとの繋がりで
孤独感を感じることなく社会復帰が出来たのです。
自分一人では、絶対に成し遂げることが出来なかったでしょう。

白いご飯が食べれる、温かい布団で寝れる、
起きたら家族がいる、話し相手になってくれる人がいる。
これだけのことが本当に価値があることに気がつかされました。

「当たり前」なんてその人のわがままが決めたことです。
世の中は「奇跡」の連続で出来ている。
それがわかると、今生きる権利をいただけているだけで感謝なのです。

感謝ができると、優しい言葉をかけれるようになれたと思います。
傷を負いましたが、その傷のおかげで魅力ある人になれたと私自身感じております。

終わりに・・・

以上が今回の内容になります。
病気になることを恐れるのは当然です。
しかし、なったから絶望になるのではありません。

病気なったからこそ見える世界があります。
その世界は決して絶望な世界とは限りません。
もちろん病気になることはオススメはしません。
誰かってなりたくないはずです。

だけど、、、

どんな人生でも必ず手を差し出してくれる人がいます。
どんな人生でも考え方次第で幸せを感じられることは出来ます。

これを読んでくださっている人が今、どんな状況かは私はわかりませんが、
少しでも、あなたの勇気になれば幸いです。

あなたの可能性を信じて・・・・
ではまたいつかお会いしましょう

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