パワハラとは、パワーハラスメントの略で、権力や役職など、地位の高い人が他者にいじめ・いやがらせなど、精神的な苦痛を与える行為を言います。
そして、パワハラの種類は大きく分けて次の6つです。
ー パワハラの6つの種類 -
① 身体的パワハラ :暴力、物損
② 精神的パワハラ :暴言、無視、人的批判
③ 人間関係からの切り離し型パワハラ:追い出し部屋など
④ 過大な要求型パワハラ:無理な仕事ばかりさせる
⑤ 過小な要求型パワハラ:仕事を与えない
⑥ 個の侵害型パワハラ: 趣味や信仰を批判
パワハラを受けることで、あなたの心が壊れて、人生を台無しにするのは本当に悲しいことです。
そこで今回は、私が担当していた患者さんから教えてもらった
パワハラされる人の特徴とパワハラされたときの対応方法について教えていただきましたので、ここにアップしていきます。
かずのりさんを知らない方へ・・
私は、鍼灸師・柔道整復師として約20年ほど働いております。
なので、ここでいう患者さんとは私が働いている院に通ってくださった方を言います。
パワハラされる人の特徴
まず先に、
パワハラとブラック企業は別物として考えてください。
ブラック企業とは、長時間労働・休めないなどがあります。
たとえ労働条件がホワイトであってもパワハラは発生します。
では、労働環境がそろっているのにパワハラが生じるのはなぜか?
結論はこの2つに絞られるでしょう。
結果を出していない人
一つ目のパワハラされる人の特徴は「結果を出していない人」です。
辛い言い方かもしれませんが、
結果を出している人が辞めることを会社は恐れます。
また、あなたも仕事が楽しくて、結果が出ていたら、
ここまで苦しんではいないし、
なにかあったら言い返せるだけの力があるはずです。
結果が出ていない場合、
「この子の成長の為」と言って
指導がエスカレートしてしまう事もありますし、
同じ過ちを繰り返すようなことがあれば、
怒りを買う事もあります。
そして、出来ないやつは権力を使って
媚びを売らせるような行動をとらせることにもつながります。
もう一度言いますが、
会社はドライ。結果が全てです。
努力しているとか頑張っているは通じません。
辞められたら困る人になる事に集中しよう
会社とは結果を出すことだけに評価される場所。辞められたら困る人になれるようにする事
あなたに嫉妬している人が周りにいる
2つ目はあなたに嫉妬しているです。
悲しい話、
誰かの成長を喜べるほど
他人は優しくありません。
あなたがいることで周りが成績順位が下がったり
役職を取り上げられたりするのです。
弱肉強食の時代なので仕方はありませんが、
あなたに嫉妬する人は何かしらの嫌がらせをしてくることがあります。
上司なら、
- 無理な仕事を頼んでくる
- ちょっとしたミスに対してえらい怒る
同僚なら、
- 無視される
- 作業に協力してくれない
- いじられたくないところを突っ込んでくる
こんな感じでの嫌がらせがあるでしょう。
ただ、このケースの場合、
あなたが「完璧主義」になっているかもしれないです
例えば、あなたは会社の中で
笑いをとれるような武器を持ってますか?
相手との親近感を作るためには、
接触回数と相手に喜ばれる行動をしている人だと私は考えます。
「こいつはいいやつだ、こいつは仲間だ」と評価されれば、
仕事で結果出している人に、余計なパワハラをする人は減るはずです。
「返報性の法則」という心理学用語があります。
ご存知の方もいると思いますが、
ざっくり説明すると、相手に与えたものがこっちにも帰ってくるというものです。
あなたが、相手にイライラや嫌気を与えると
相手もこちらにイライラや嫌気を与えます。
あなたが笑いを与えたら
きっと相手も何かしらの笑いをプレゼントしてくれるはずです。
あなた自身、どんな風にコミュニケーションをとっているか確認してみよう
結果を出しているあなたが笑いを与えられたら最高です。
それでもパワハラを受ける場合
先程のパワハラをされやすい人の特徴であげたポイントをしっかりクリアーしてみても、周りが変わらないなら、次の手を打つ必要があります。
結論として「法律でケンカをすること」です
「知り合いの弁護士に相談します」
と言ってみてください。
ここで、私には知り合いの弁護士なんていないって考える人もいるでしょう。
でも大丈夫です。
今、かかりつけの弁護士がいなくても大丈夫です。
今から行動に起こすこと。そこで弁護士とつながれば
結果的に知り合いの弁護士と言えるようになるからです。
パワハラに対して、上司に相談とか労働組合に相談とか書いてありますが、
現実問題、それが出来るのは大企業の場合です。
個人や中小企業の場合、そこまで完備されていない点や
まわりが今までパワハラを受けていた事を目をつぶっていたことに問題があります。
いじめがあっても、言われなかったら何もアンテナを張らないのと一緒です。
ここまで来ていたら、和解ではなくケンカです。
パワハラしてくる相手に会社ごと辞めてもらうくらいの気持ちで挑むことです。
そして、ここで準備しておかないといけなものが
ボイスレコーダーです。
普段されている出来事に対して
ボイスメモを必ず取っておいてください。
紙のメモよりも何倍にも協力になります。
効果を発揮させるボイスメモの取り方
誰に何をされたかを言葉で残す
例えば、
ボイスレコーダーが入った状態で、
○○という上司に頭を叩かれたとしましょう
「○○さん、頭叩かないでください!!やめてください!!」
と言葉を大にして発言することです。
ポイントは、
- 誰に何をされたかを明確に言葉で残している
- 「やめて!!」という意思をしっかり残す
です。
こうすることで、
「冗談のつもりでやってました」という
相手の言い訳は防げます。
これは、暴言を吐く人も同じです。
××という社員に「死ね」「やめろ」とか言われたら
「××さんになんで「死ね」とか言わないでください。辛いです」
という感じで、
誰に何をされたか?
どんな心境だったのか?
これが明確になればあなたの勝ちです。
ただし、出来るのなら、これらの出来事が1回だけでなく、
頻繁にあった事が証明できるように、
1度だけの録音ではなく
複数回分の内容を録音することをお勧めします。
また、ボイスレコーダーをつけることで、
あなた自身も守られているという安心さと
自分の思いを相手にぶつける強さを
持つことが可能です。
ボイスレコーダーに残すように声を出すので
いつもより声が大きく、やめてほしいことを伝えることが出来るため
「ゴメン、今度からそこのところ気を付けるわ」と、
相手が理解してくれるケースも出てきます。
声を大きくして嫌なことをボイスレコーダーに残せるようにしていきましょう
ボイスレコーダーは2台用意しておく
お勧めは、ボールペン型と小型のもの1つずつです。
一つだけも十分なのですが、どちらかをおとりにしておくとのことです。
ポケットに忍ばせるものであっても、
ノイズや聞き取れなかったところが出て証明できなかったりする場合に
予備のボールペン型で対応するとか、
またボールペンが置けない場面や、ボールペン型がつかえない場面の時に
小型のものを予備で置いておくのが便利とのことです。
また、自分以外にも自分のいる職場の部屋で怒鳴り散らしているような場面があったら、
堂々と机の上におけるボールペン型で録音して、
「普段からこの人はこんな感じでパワハラをしています」
という証拠集めにも役に立ったそうです。
ボイスレコーダーは相場で1つ5000円までで買えます。
なるべくレビューなどで、
パワハラ対策に使えてよかったなどのコメントがあったもの
購入することをお勧めします。
2つで10000円するのかと考えると、金銭的にきついかもしれませんが、
一度買ってしまうと、3年、5年と長く使えますし、
今回のパワハラ以外にもいろんな場面で使えます。
自分を守る「お守り」としての投資してみてください。
2台用意しておくことで、色んな場面でのパワハラの対応に備えよう
まとめ・・
今回の内容をまとめてみます。
- パワハラとは、立場的に逆らえないものに対して、いじめや嫌がらせ、高圧的な行動をすることで、相手にストレスを与える事である
- パワハラされる人には大きく2つの特徴がある
- パワハラをなくすためにはあなた自身が変わる必要がある
- 一向にパワハラが変わらない場合、ケンカをする覚悟で取り組む
- ボイスレコーダーは2台用意しておく
- ボイスレコーダーに誰に何をされてどんな気分になったかを明確に言葉で残す
です。
今回は、患者さんの実体験をもとに投稿させていただきましたので、
私自身も勉強になりました。
パワハラに負けずに行動されたこと。
そしてこれがこんな結果になったという
フィードバックが獲得できたことが大きな収穫になったと思います。
最後に・・・
私自身も3度のうつ病で、そのすべてがパワハラによるストレスだった。
きっと私も3回防げたのだ。
- 相手に嫌われることが怖かった
- 相手に何をされるかが怖かった
- 相手が・・・・・
といった感じで、
出来ない理由を相手の都合で考えていたのが反省です
辛いのなら、立ち向かう
「法律」という名のケンカで立ち向かう
暴力・暴言に対して、暴力・暴言で挑むのはやめましょう
子供のころ、暴力、暴言に対しての対応方法は
我慢するか逃げるしかなかったかもしれません。
でも、今は違うのです。
あなた自身が問題に戦うと言う決断をすることで
あなたの人生は変わります。
もう逃げなくていい、、
戦っていい、、
自分には助けてくれるアイテムと組織がある
パワハラで苦しんでいる人に何かしらのメッセージになれば幸いです。
今回はこれで終わります。
あなたの可能性を信じて・・・・
ではまたお会いしましょう
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